熱海つらぬく主要道26日ぶり復旧 土石流被害の国道135号が通行止め解除 ただし「雨注意」

神奈川県から静岡県熱海市に通じる海沿いの主要道、国道135号が、土石流による通行止めから26日ぶりに復旧しました。並行する熱海ビーチラインの無料通行措置も終了。本格的な復興に弾みがつきます。

国道135号、雨量制限付きで復旧

 熱海市伊豆山の大規模土石流災害で不通だった国道135号について、静岡県は7月29日(木)15時で通行止めを解除しました。神奈川県境(湯河原入口交差点~熱海市中央町交差点)区間は、土石流が発生した7月3日から26日ぶりの復旧です。
 
 また、135号線の代替道路となっていた熱海ビーチラインは、30日(金)0時から通常の有料道路(普通車470円)に戻ります。

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国道135号復旧まで暫定的に無料開放されていた熱海ビーチライン。ハザードをつけながらの走行だった(乗りものニュース編集部撮影)。

 国道135号は、依然として崩落の危険がぬぐえないため、今後の降雨などで通行規制の制限が付いています。海に向かって土砂が流れ落ちた熱海市伊豆山の逢初橋付近には、誘導員が立ちます。

 1時間当たりの雨量10mm、連続雨量50mmで、通行止めになります。その場合は、29日15時以前と同じ熱海ビーチラインと交差する区間で通行止めが実施されます。

 これまで、この通行止め区間に雨量通行制限はありませんでした。135号線で通行止め区間と隣接する区域にある雨量制限は連続雨量200mmであるため、より少量の雨でも通行止めになります。雨での走行には注意が必要です。

 135号線の通行止め解除で、暫定的に無料で通行できた熱海ビーチラインにも変化があります。29日までは排気量125cc以下の原付も走行できましたが、30日からは不可となります。制限時速も30km/hから60km/hに引き上げられます。

 雨量通行制限は、熱海ビーチラインでも残ります。1時間あたり25mm(通常は50mm)、連続雨量100mm(同200mm)ですが、ビーチラインを運営するグランビスタ ホテル&リゾートは、135号線と条件を揃える検討もしているため、状況により条件以下でも通行止めになる可能性があります。

 通行止め期間中、他の地域から熱海市への広域迂回道路になっていた伊豆スカイラインは、伊豆市「伊豆ベロドーム」で開催されるオリンピック自転車競技(トラック)が終了する8月8日(日)まで無料開放が継続されます。

 一方、湯河原と箱根を結ぶ湯河原パークウェイは、7月3日の豪雨で約20mにわたり片側車線が崩落し、通行止めとなっています。復旧作業を続けていますが、現在も再開の見込みが立っていません。

※誤字を修正しました(7月29日16時45分)。

【了】

【地図&写真】熱海周辺の道路状況 再開見通せぬ大被害も

Writer: 中島みなみ(記者)

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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