「ヤバ!」思わず二度見な路上のマネキン「まもる君」たちのナゾ 中高年には懐かし? 昔はもっといた

「まもる君」たちはなぜこの地に?

 まもる君を「懐かしい」と思った人は、1970年代に少年期だった人でしょう。

 この頃は、地方の道路沿いに警官の姿をしたマネキンがありました。筆者の住んでいた地方では、夜間の速度違反や飲酒運転へ警告し、防止するため、ベルトや肩掛けのストラップ、ヘルメットには反射材が塗られ、検問かと運転者をドキリとさせていました。

 しかし、当たり前ですが正体はすぐにばれます。腹いせなのでしょう。顔に赤いペンキを塗られたり壊されたり、“公務執行妨害”にあった哀れなマネキンもいました。いつしかマネキンはなくなりましたが、「まもる君」たちを見て再会した気持ちになるのです。

 さらに、白い顔に濃い目元は、亡くなったタレントの志村けんさんのコント「バカ殿」や、1970年代の有名映画の登場人物を思い出させます。横溝正史の長編推理小説を映画化したこの作品の登場人物は今も不気味なだけに、余計「まもる君」たちへ目は行くのです。筆者の知人はその姿を見て、あまりの白さに「ビジュアル系バンドかよ!」「某『美白の女王』じゃないですか!」と話していました。

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筆者が撮影した旅行誌にも「まもる君」が全面に押し出されていた。

 そして、やや垂れた、重い思いに耐えているかのような目と、少し「へ」の字に曲がった口元をしたまもる君を見つめていると、想像は一層膨らみます。

「まもる君」は、この地区の交通安全協会が設置したもので、交通安全への願いや法令遵守のために設置されたとされています。島民や観光客が交通事故に遭わないよう、風雨はおろか台風の日でも背筋を伸ばして、道行人や車を見守っている――というわけです。

 しかし「まもる君」たちは、速度違反をするクルマが絶えず、心配が尽きないと思っているようにも感じます。彼らが目を離せないキャラなのは間違いありません。宮古島に行く度に目がいきそうです。

【了】

【謎の魅力ありまくり】まる子ちゃんも! 宮古島に立つ「まもる君ブラザーズ」たち

Writer: 加賀幸雄(旅行ライター)

日本各地の名産や景勝に興味があり、気ままに目的地を決めて2泊3日程度の 小旅行を楽しんでいる。

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コメント

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1件のコメント

  1. まもるくんは全員まもるくんのはず🤔
    お土産のパッケージで勝手に名前がつけられ、
    いつの間にか初めからそうでした。みたいになってるの、なんだかなぁと思う