実はNGです「エスカレーターの片側空け」…条例で制定も”一般常識”とは乖離 実はメリットも?

でも浸透しない「片側空け」…なぜ?

 その一方で、まだ「片側空け」のマナーはまだ残っているといえるでしょう。

 乗りものニュースが過去に実施した読者アンケートでは、777人中、2人用エスカレーターを「片側を空けて立ち止まって」利用する人が66.8%、「歩くスペ―スは考慮せずに立ち止まって」利用する人が13.3%で、「歩いて」利用する人は19.9%でした。なお、立ち止まって乗る人が約8割、歩く人が約2割というのは、「1人分の幅しかないエスカレーター」でも、ほぼ同じ割合です。これらの「片側空け」派からは、次のような意見が挙がっています。

・いまだに歩くのが正義と思い込んでいる人とのトラブルを避けるため(40~44歳、男性など複数)
・慣れでつい、そうしてしまうから(~19歳、男性など複数)
・同調圧力(35~39歳、男性など複数)

※ ※ ※

 なお、エスカレーターの両側に立ち止まって乗ることを呼び掛けるキャンペーンを実施していた日本エレベーター協会(東京都港区)は、エスカレーターで片側空けをしないメリットを次のように話します。

「両側に立っていただくことで、エスカレーターの輸送効率も向上します。エスカレーターを歩けば、その人にとっては到達時間の短縮になりますが、エスカレーターに同時に乗れる人数は減ってしまうからです。たとえば、朝ラッシュ時の駅に到着した電車から降りてきた人を一気にさばくうえでは、両側に立っていただくほうが効率がよいのです」

【了】

【画像】これぞ理想!?…もちょいコワ! 「理想のエスカレーターの乗り方」の図

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