「ガソリン車に軽油」「ハイオク車にレギュラー」給油したらどうなる? 間違いなぜ無くならないのか

ガソリン⇔軽油の間違いはちょっとまずい?

 JAFによると、ガソリンに軽油が混ざると、エンジンの出力が下がり、加速も鈍く、アイドリングも不調に。100%軽油だけを入れた場合、黒い排気ガスが出るようになり、やがてエンジンが止まってしまうといいます。

 なお、過去のJAF調査で、油種間違いの半数近くを占めたこともあるのが、この「ガソリン車に軽油」を入れる事例だそう。とくに「軽自動車は軽油」と思い込み、誤って軽油を入れてしまったドライバーが少なくないようです。

 またその逆に、軽油で動くディーゼル車に、ガソリンを入れてしまった場合も、車両に悪い影響を及ぼす可能性があります。

 JAFは「最初のうちエンジンはかかっていますが、すぐに力がなくなってきます。エンジン音は高くなって、アイドリングも不安定となり、排気ガスは白くなってきます。こうなると噴射ノズルや燃料ポンプの交換が必要になる場合があります」とし、ウェブサイトで注意喚起をしています。

 さらにこのケースでは、軽油とガソリンの混ざり具合で症状に差があり、エンジン始動が不可能になる場合もあるとのこと。なお、エンジン始動前にすみやかに燃料を入れ替えれば大きな問題はないとしており、実際の救援でも、燃料を抜く作業を行うそうです。

 ちなみに、ディーゼル車にガソリンを入れ間違うというトラブルが発生する理由のひとつには、「貨物車だからディーゼル」との思い込みがあるようです。

 あるレンタカー事業者によると、トラックは軽油を使うディーゼル車がほとんどであるものの、レギュラーガソリンのクルマが増えている商用バンで、油種間違いが発生する傾向があるといいます。

【了】

【写真】えっ… これが「クルマに入れる燃料を一発で見分ける」方法です

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コメント

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1件のコメント

  1. 以前所有してたマイカ-がハイオク仕様のスポ-ツタイプのエンジン車だった。燃費も悪く維持費がかさむため、ず~とレギュラ-ガソリン入れてたが、故障もしなかったし、走りもそこそこ。
    普通の乗り方なら問題ないよ。
    逆もしかり。何の効果もないだけ。軽油はNGだ。成分が全然違うから