前面展望と字幕で楽しむ「鉄道カラオケ」第2弾登場 採点もできる?

列車の前面展望映像にあわせて車内アナウンスなどのテロップが表示される「鉄道カラオケ」。その第2弾の配信が始まりました。

テロップは東武鉄道が監修

 通信カラオケなどを事業展開するエクシングと、レコード会社のテイチクエンタテインメントは、列車の運転台から撮影した展望映像と車内アナウンスなどのセリフを組み合わせた「鉄道カラオケ」の第2弾を、2016年8月18日(木)からエクシングのカラオケ「JOYSOUND」に配信しています。

 今年の4月29日から配信されている第1弾は、京急電鉄2100形電車(快特・品川行き)の3本。これに続く第2弾としてこのたび登場したのは、東武鉄道の東上本線です。

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「鉄道カラオケ」の画面イメージ。東武東上本線の快速急行は2008年のダイヤ改正で登場した(画像出典:エクシング)。

 映像は、テイチクエンタテインメントから発売中の鉄道ビデオ『東武東上線 TJライナー&快速急行』から、50090系電車による快速急行・池袋行きの「森林公園~東松山」編、「東松山~高坂」編、「坂戸~若葉」編を採用。カラオケでは、この映像にあわせて、東武鉄道が監修した自動アナウンスと車掌アナウンスがテロップで表示されます。

 エクシングの広報担当者によると、第1弾の配信を始めた際はテレビやウェブなどで取り上げられ、「今までにないカラオケ」と話題になったとのこと。英語のアナウンス部分に苦戦して何回も練習したという人もいるそうです。

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車掌と自動アナウンスの「デュエット」も可能(画像出典:エクシング)。

 ちなみにこの「鉄道カラオケ」、第1弾、第2弾ともに通常のカラオケ曲と同じように採点機能が“一応”利用可能です。カラオケには「ガイドメロディー」(主旋律を奏でるメロディーライン)という音が入っており、このメロディーが音程評価などの基準になっているといいます。しかし「鉄道カラオケ」の場合、採点機能を使えはするもの、そもそもメロディーがないため、「採点結果の点数で、良い悪いの評価はできない」(エクシング広報担当者)といいます。“実力”を試すより、車掌気分を純粋に楽しみたい人に向いているのかもしれません。

【了】

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