JALで始動「家で機内食」 実は渾身の”家庭向けアレンジ”が! 「開発に半年」 の強みは?

新型コロナ禍、航空業界で広まりつつある「家で食べられる機内食詰め合わせ」の販売、ここへJALも加わることになりました。後発組となる同社の機内食には、半年を要したという強いこだわりも。JALならではの「家で食べられる機内食」はどんなもので、どのようなポイントがあるのでしょうか。

開発に約半年、何十回も検証を重ね…

 JAL(日本航空)が2021年7月21日(水)から、公式通販サイト「JALショッピング」で、家で食べられる機内食「BISTRO de SKY(ビストロデスカイ)」の販売を開始します。JAL国際線エコノミークラス機内食のメインディッシュの味がついに、家で食べられるようになります。

 新型コロナウイルス感染拡大下、さまざまな航空会社や機内食工場から一般にむけ展開され、その存在が知られつつあつ「家で食べられる機内食」。比較的後発組となる、JALのものはどのようなポイントがあるのでしょうか。

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JALの「BISTRO de SKY」のメニューを持つ同社のCA(2021年7月21日、乗りものニュース編集部撮影)。

 開発担当者によると、JALの「BISTRO de SKY」は「過去に実際提供していたものを手を加え販売し、開発に約半年を要し何十回の検証を重ねた」といいます。

 JALによると、通常の機内食は、水蒸気を使ったスチームオーブンを使用して長い時間をかけて加熱しますが、家庭の一般的な電子レンジでは短い時間で過熱するため、水分量を調整するアレンジが必要だったとのこと。「ご家庭でもおいしくお召し上がりいただくために、温めても食材の食感やみずみずしさが残るよう調理の加熱時間を短くし、またごはんを炊く際の水分量を調整するなど、繰り返し検討を重ねました」としています。また担当者によると、おかずの量を増やし、ごはんの量を減らすなど、バランスも調整したそうです。

 多くの機内詰め合わせは、3種類が4食づつ、計12食セットで提供されるところが多いものの、JALの「BISTRO de SKY」では、12食セットに加え、3種類が2食づつ、計6食の個数が少ないセットも用意されます。「一人暮らしの方のなかには、大きな冷蔵庫を備えていないお客様もいらっしゃいます。そういったときにでもお気軽にご購入いただけるよう、6食セットを用意しました」と担当者は話します。

 これらのセットではJAL便で提供されている「ビーフコンソメスープ」がついてきます。セットに同梱されている冊子に沿って作れば、濃度は機内そのまま。「より機内に乗っている気分が味わえるのでは」と、担当者は話します。

 なお価格は送料税込で、12食セット(スープ12食付き)は9790円、6食セット(スープ6食付き)は5890円となっています。

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