「途中で合流しないで!」NEXCO呼びかけ 「ファスナー合流」が“本線”でも重要になるケースとは 渋滞は減らせる!

求められる「ドライバーの判断力」

 ましてや、本線の工事に伴う車線規制では、相当手前から規制が案内され、早めの車線変更が促されます。加えて近年は、“ながらスマホ”などと思われるドライバーによる工事規制帯へ突っ込む事故も多発している状況です。

 NEXCO中日本金沢支社によると、空いている場合は、早い段階で車線変更するに越したことはないとしつつ、「車線減少箇所の手前は、どうしても通行車線側に車列が延びる傾向があります。ここで同時多発的にいたるところで合流してしまうと、渋滞を助長するため、先頭まで走って1台1台、合流したほうがスムーズです」とのこと。

 同支社がこうした発信をするのも、北陸道では近年、こうしたリニューアル工事に伴う対面通行規制が多くなっているためです。「いま(2024年2月)は冬のため対面通行規制は小松IC~美川IC(石川県)だけですが、ゴールデンウイーク明けからは、十数区間で始まります」とのこと。

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IC合流部の渋滞イメージ(乗りものニュース編集部撮影)。

 北陸道に限らず、現在は全国の高速道路で老朽化に伴うリニューアル工事が進行し、工事規制の車線減少に伴う渋滞に出くわすケースが増えています。車列が延びているところまで来てしまったら「早く合流しなきゃ」と思わずに先頭まで走るといった臨機応変な対応が、渋滞を減らすことにつながるのかもしれません。

【了】

【ズルい?】これが「正しい合流方法」です(画像)

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