横浜「上瀬谷ライン」を大幅変更!? さらに壮大な「南北新交通」計画へ鞍替え 瀬谷に“専用トンネル”整備

じゃエキスポ輸送はどうなるの?

 なお、立場~瀬谷~十日市場の環状4号線沿線は4区にまたがり、約22万人が居住。しかし南北方向の交通ネットワークが脆弱で、交通空白地帯が存在するといます。

 特に上瀬谷地区は、旧通信施設の再開発でテーマパークや物流施設などが建設され、年間1500万人の訪問客が見込まれています。これに対応する輸送力・速達性・安定性を確保したバス専用道を整備しつつ、周辺で建設が進む八王子街道と環状4号線との立体交差道路などを活用しつつ、バスのネットワークを構築していく構えです。

 なお、このバスの運行は民間事業者を想定。概算事業費は約466億円とされていますが、市の負担が半分程度になるよう国費などの導入について検討を進めるといいます。

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新たなバス交通の導入が想定される横浜市西部エリア(画像:横浜市)。

 2024年度から基本設計に着手し、工事はエキスポ開催後の2028年度からを想定。2030年代前半の供用開始を目標とするということです。

 ちなみに、エキスポのアクセスについては、瀬谷・三ツ境・十日市場・南町田グランベリーパークの3社線4駅からシャトルバス輸送が計画されているといいます。横浜市都市整備局によると、このエキスポ輸送のために連節バスなどの特別な車両を導入する計画はないものの、他地域で運行されている連節バスをアクセスに投入することは考えられるということでした。

【了】

【夢の交通システム!?】これが「上瀬谷ライン」の“代わり”です(画像)

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