「車中泊」と「キャンピングカー」の“壁”とは? 実は明確な違い 流行ってるからってコスパで選ぶと後悔する!?

そもそもなぜ車中泊に注目が集まるのか?

 車中泊が増える背景には、日本の環境の良さが挙げられます。まずは休憩スポットとして、高速道路のSA・PAや、一般道の道の駅などの道路休憩施設、そして温泉などの入浴施設が充実していること。このため、旅に必要なトイレと入浴については困りません。

 ただ近年、道の駅などの公共駐車場での車中泊の増加が問題となっているため、車中泊の場所選びも重要です。その流れを受け、車中泊を新たなビジネスチャンスと捉え、有料の車中泊専用施設もじわじわと増加中。また旅の疲れを癒す入浴施設の中には、駐車場での車中泊を許可しているところもあります。

 その人気の高まりには、ペット連れも問題なく自由気ままな旅が楽しめることなどのポジティブな理由がある一方で、切実な事情があることも。最大の要因は、インバウンド拡大による「宿泊費の高騰」です。

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ダイハツ・アトレーをベースにしたルートシックスの軽キャンピングカー(大音安弘撮影)。

 一人や二人の旅であれば、そのコスト増を許容できるかもしれませんが、家族旅行となると、その負担は、家計に重くのしかかります。旅はしたい、でもできる限り出費を抑えたいという切実なお財布事情から、結果的に低コスト旅のひとつとして車中泊が重宝されているのです。その結果、観光地によっては、集客の割に潤っていないという現実もあるようです。

 クルマ旅ならば、車中泊車でも十分というイメージがありますが、そこには季節も関係してきます。キャンピングカーオーナーの友人によれば、「キャンピングカーの最大の魅力は冬の旅にある」といいます。

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