北近畿豊岡道「2024年秋」延伸へ 街ウラに新たな終点「豊岡出石IC」を設置 その整備効果は?

北近畿豊岡道が、2024年秋に豊岡出石ICまで延伸します。

但馬空港ICからさらに北へ

 2024年秋の延伸を目指して、北近畿豊岡道の建設が進んでいます。

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工事が進む北近畿豊岡道の延伸区間。写真は2024年3月時点の豊岡出石IC付近(画像:国土交通省近畿地方整備局豊岡河川国道事務所)。

 北近畿豊岡道は、舞鶴若狭道の春日IC(兵庫県丹波市)を起点とし、遠坂トンネルを経由して和田山JCT(同・朝来市)で播但道と接続。その後、円山川やJR山陰本線沿いに北上し、豊岡北JCT(仮称、同・豊岡市)までを結ぶ延長70kmあまりの高規格幹線道路(自動車専用道路)です。現在は、春日ICから但馬空港IC(豊岡市)までが開通しています。

 2024年秋に開通するのは、但馬空港IC~豊岡出石IC間2.0km(豊岡道路)です。

 新しい終点となる豊岡出石ICは、豊岡市戸牧(とべら)に建設されます。新設の県道と接続し、豊岡市街や、北近畿唯一の救命救急センターを擁する豊岡病院へのアクセスが向上。さらにその先の玄武洞や城崎温泉、竹野海岸、久美浜方面への所要時間も少し短かくなります。

 北近畿豊岡道は、遠坂トンネル区間を除き通行無料です。但馬空港IC~豊岡出石IC間は標準幅員12.0m、車道2車線、設計速度80km/hで整備されます。トンネルや橋はほぼ完成しており、現在は土木や設備工事が続いています。

 なお、豊岡出石ICから豊岡北JCTまでの事業(豊岡道路2期、延長5.1km)も着手されており、終点の豊岡北JCTでは城崎や竹野につながる山陰近畿道と接続する計画です。

【了】

【地図】街ウラ! 北近畿豊岡道「豊岡出石IC」の位置を地図で見る

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