高級・重いクルマほど減額、謎の燃費新税 消費増税と同時導入

2017年4月予定の消費増税と同時に、自動車取得税に替わって「燃費新税」が導入される計画です。ただこの燃費新税、重い高級車ほど減税額が大きくなるというシステム。日本は、欧米とは大きく異なる不思議な形になっています。

燃費基準はデタラメだらけ?

 2017年4月に消費増税(8%から10%へ)が予定されています。デフレ脱却のために金融緩和を続けている時期に増税するのは、アクセルとブレーキを同時に踏むようなもので、個人(清水草一)的には再延期を強く望みますが、それはさておき、消費増税と同時に自動車取得税は廃止され、替わって導入されるいわゆる「燃費新税」の内容が固まりました(表参照)。

燃費基準値の達成度に応じて税率が変わる自動車新税。自動車取得税に替わり2017年4月に導入予定(図表:乗りものニュース編集部)。

 税率は0~3%。自動車販売にあまりブレーキがかからないよう、現行のエコカー減税よりも非課税の対象車を増やしており、新税が導入される2017年度は、販売台数の約半数が非課税になると予想されています。

 非課税対象車の基準が甘くなることについて、「エコカーシフトが停滞する」とか「『環境に優しく』という目的があいまいになる」と批判しているマスコミもありますが、それ以前の問題として現在、国交省が定めている燃費基準そのものが矛盾だらけのデタラメなものです。

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  • 「レクサスLS600hL」(上)の減税額は約29万円(写真出典:トヨタ)。「アルトF」は約1万5000円(写真出典:スズキ)。
  • 車両重量によって15段階に分けられている燃費基準。重いほど基準が緩い(図表:乗りものニュース編集部)。
  • 燃費基準値の達成度に応じて税率が変わる自動車新税。自動車取得税に替わり2017年4月に導入予定(図表:乗りものニュース編集部)。
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コメント

7件のコメント

  1. 典型的な「お役所仕事」

    そして、政治屋と官僚達の懐が太る方法…
    「越後屋、お主も悪よの~」

  2. エコカー減税で既に逆累進だったのか、更に露骨になるのか。本来は環境負荷の軽い(EVやHVは廃車時のバッテリーがどうなんだろう)「軽自動車」こそを一番に優遇して、実燃費を更に改善する為の原資を軽メーカーに蓄えさせるべきと思う。ま、エコに名を借りた普通車メーカー保護振興策(国内で高額車を買わせる)は、政官財として廃止できないって事だね。

  3. こうなることがわかっているのに、選挙では棄権するか、安定志向のマンネリ保守政党かてめーの宗教絡みの政党にしか投票しないであとで文句を言う。笑っちゃいますね。

  4. 高級車が売れた方がメーカーの利益も高いし経済の回転効率が上がる。
    少ない台数=労働者の賃金減で高い利益を得た方がいいに決まっている。
    そんな経済の理論を考えられない人はコメントすべきではない。

  5. 燃費が良いクルマを減税するよりすべてのクルマを減税してその分ガソリンを増税した方が公平だと思う。

  6. この実態に会計検査院がどこまで切り込めるか見ものである。私たちはコソ泥を捕まえるために彼らに税金を払っているのではない。

  7. また出たよ‼︎ こぅやっていつも金持ちばかりを優遇して税金もロクに払わないト◯タを儲けさせるカラクリの誕生だね!
    リッター当たり10㎞そこそこの車が減税なんてあり得なくない⁉︎