「モハ」「キハ」その意味は? 電車・気動車のカタカナ記号 グリーン車が「ロ」のワケ

グリーン車を意味する記号は「ロ」…なぜ「ロ」?

 カタカナ記号はこれだけではありません。「ク」「モ」「サ」「クモ」に続いて1~3文字程度、車両の旅客設備などを表したカタカナを表記する必要があります。

 もっともよく使われているのが「ロ」「ハ」で、「ロ」はグリーン車、「ハ」は普通車を意味しています。モーターを搭載した普通車は「モハ」、運転台が設置されていてモーターも搭載したグリーン車なら「クモロ」になります。

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JR九州787系のクモロ787-12。運転台(ク)とモーター(モ)が付いているグリーン車(ロ)だ(2017年5月、草町義和撮影)。

 それにしても、グリーン車なら「グ」、普通車は「フ」を使えばよさそうですが、なぜ「ロ」「ハ」なのでしょうか。

 国鉄の旅客車両はかつて「3等級制」で、旅客列車には最上級クラスの1等車と、次に高級な2等車、そして最下級の3等車が連結されていました。このとき使っていたカタカナ記号は、1等車が「イ」、2等車が「ロ」、3等車が「ハ」。そうです、「いろはにほへと~」のイロハ順です。

 しかし、国鉄は1960(昭和35)年に2等級制へ移行し、「イ」を使っていた1等車が廃止。「ロ」の2等車は「1等車」、「ハ」の3等車は「2等車」に改称されましたが、車両のカタカナ記号はそのままでした。さらに1969(昭和44)年には1等車がグリーン車、2等車が普通車に変わり、現在に至っています。

 このほか、寝台車を表す「ネ」があります。由来はもちろん「寝る」。ただし「ネ」が単独で用いられることはなく、A寝台車は「ロネ」、B寝台車は「ハネ」と2文字で表記します。3等級制のころは1等寝台車が「イネ」、2等寝台車が「ロネ」、3等寝台車が「ハネ」でした。

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コメント

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6件のコメント

  1. 国鉄時代の名残の表記・イ(1等車)・ロ(2等車)・ハ(3等車)⇒現在だとイ(豪華設備車?・新幹線だとグランクラスかな?)・ロ(グリーン車)・ハ(普通車・ロビーカー・イベントカー)・シ(食堂車)・ヤ(業務用・電源車)・フ(車掌室付き・乗務員室・客車)

  2. クは駆動のクと聞いたが??

  3. 参考:クイネ○○○制御車(運転台付)豪華寝台電車、モイネ○○○電動車 豪華寝台電車、サイネ○○○付随車 豪華寝台、サシ○○○ 食堂、クイテ○○○制御車(運転台付)豪華展望台ロビーカー電車

  4. >そうです、「いろはにほてと~」のイロハ順です。
    へっ??? て → へ ^^

  5. ク は制御車が昔は駆動車と呼ばれていたからク、
    サ は候ふ(さぶらふ) のサと聞いてたけど諸説あるんだろうな。

  6. マイネ