F-35買い増しなぜ必要? 実は5年前からほぼ既定路線 100機1兆円超えも現実的なワケ

そのころトランプ大統領は単なる一市民だった

 2018年現在、航空自衛隊が約200機保有する主力戦闘機F-15J「イーグル」は、近代化改修を受け第一線級機として十分な性能を持ったF-15MJと、1981(昭和56)年の導入開始当時から大きな改修を受けていないF-15SJの2種類に大別でき、それぞれおよそ100機ずつを占めています。

 そして2013年の中期防衛力整備計画に記された「近代化改修に適さないF-15」とは、このF-15SJを指しています。つまりアメリカの第2期バラク・オバマ政権1年目の段階ですでに、2018年度までに100機分のF-15SJと、RF-4E偵察機の後継機を定めることが決まっていたのです。現トランプ大統領はこのとき単なる一市民であり、関与できる立場にありませんでした。

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航空自衛隊のF-4EJ改「ファントムII」。2018年12月現在、運用中の機体はすべて茨城県の百里基地に配備されている(画像:航空自衛隊)。

 ただここで注意しなくてはならないのは、構造上の寿命から一刻も早くF-35への更新を進めなくてはならないF-4EJ改と、F-15SJでは、F-35へ更新する必要性の事情が全く異なるという点です。

 F-15の設計上の寿命は、約40年の運用に相当する8000飛行時間です。そして1981年の導入開始からまもなく40年を迎えますから、8000飛行時間到達が目前の機体も間違いなく存在することでしょう。しかしF-15の非凡な頑丈さと信頼性は耐久試験において実証されており、80年~90年間の運用に相当する1万6000~1万8000飛行時間まで拡張可能であることが分かっています。

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コメント

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9件のコメント

  1. この記事読んで乗り物ニュース読むのやめました

  2. (日本の財政破綻に向けて)明日に種を播こう

  3. そう、結局は100機以上を新機種に変えないといけないのですよね。それを独自開発するか、共同開発するか、アメリカから買うか、という選択肢は残っていたでしょうけど、現実的には既に存在するF35が無難だったと。トランプのご機嫌取り程度には役立つだろうという意味では、良いタイミングでカードを切ったと思います。

  4. 買わないでf15を限界まで使い続けるってのも選択肢としてありますね

  5. F35買い増しの一番重大な理由は、
    中国が3隻目の空母を建造している事。
    更に、中国の3隻目の空母には、カタパルトがついているとの噂がある。

    この記者は、中国空母のニュースを知らないなら、無知な記者であり、
    中国空母の重要性を理解しないなら、無能な記者であり、
    中国空母のニュースをわざと記事に書かなかったなら、この記者は、犯罪者となる。

  6. 数十億円で表皮以外すべての装備品を新品に取換え、っていうのも夢があって楽しそうなんだけどね。

  7. こぅゆう”ネトウヨ”的な記者の文章載せるのやめた方が良いよ。
    自衛隊は戦争する為の野蛮な侵略軍では無いのだから、飛べるなら無駄に高価な戦争の為のF-35なんかよりも、安価で平和的なF-16があれば必要十分。
    仮にも報道関係者なら平和を願うのが義務だと思うけどね。

  8. 壊れてから買い換えれば良いという馬鹿な意見が見られて笑う。

    壊れるということは、万が一の場合”墜ちる”に繋がりかねないんだがな。
    自衛隊員や落下した先にいる民間人に被害が出るようになってから考えようというのが平和思想とは。

  9. F-35はドンガメだからF-15の代替には適さないよ。
    ステルスで適地攻撃したいのかな?