「スバ急東」「運通山福」…クルマ右側面の文字なぜ右読み? 左読みに改めることも

やはり読みにくい? 左読みに変更することも

「スバ〇〇」といったバス右側面の右読み文字を、左読みに改めるケースもあります。東京北部から埼玉県にかけて営業する国際興業バスもそのひとつです。

「右側面の右読み文字は、走ってくる対向車からは読みやすいかもしれませんが、バスが停車している際には、歩行者から読みにくいためです。また、側面の屋根側には『KOKUSAI KOGYO BUS』とアルファベットでも表記しているのですが、こちらは昔から右側面も左読みにしており、それに合わせる目的もありました」(国際興業バス)

 同社ではおおよそ、2002(平成14)年に営業エリアのさいたま市で開催されたサッカーワールドカップのころに、右読みのロゴを左読みに改めたそうです。

 前出のエクシングも、「日本語は右読みでも、アルファベットや電話番号の数字などは、右側面であっても左読みにしないとおかしくなる」と言います。いま、トラックでは6割から7割が左読みになっているのではないか、とのことでした。

「お客様に『文字列の方向が2パターンあるのですが、どちらにしましょうか』とご提案し、『おまかせ』となった場合は、右側面の文字列も左読みのデザインをご提案します。それに違和感を持たれたことはなく、あえて右読みにこだわってご指定されるお客様も多くはありません。右読みの文字列は、単に昔からのデザインが踏襲されている、という側面が強いのではないでしょうか」(エクシング)

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福山通運の貨物列車コンテナは、どちらの側面から見ても左読みの「福山通運」になっている(草町義和撮影)。

 ちなみにエクシングによると、文字列を右読みにするのと、左読みにするのとで、料金は変わらないそうです。「ひと文字ずつ施工する場合もありますし、1枚の大きなデザインを左右対称にして使う場合も、コンピューターで文字列を入れ替えるだけですから」と話します。

【了】

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