国道8号「米原バイパス」ついに最終区間のトンネル貫通 2025年開通目指し工事進む

事業化から55年が経過しています。

米原駅周辺の渋滞が緩和

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米原バイパスのルート概要(画像:国土交通省)。

 国土交通省近畿地方整備局は2021年9月15日(水)、滋賀県内で事業中の国道8号米原バイパスについて、最後の未開通区間である彦根市松原町~佐和山町で工事中の「彦根トンネル」が貫通したと発表しました。

 米原バイパスは長浜市加田町から彦根市佐和山町を結び、現道の米原駅付近や鳥居本町の2車線区間を迂回する延長10.3kmの道路です。米原駅付近では、米原警察署前交差点を中心に渋滞が多発しているほか、鳥居本町周辺では旧中山道の宿場の雰囲気が残る住宅地を通過するため、住民の安全確保が課題にもなっていました。

 1966(昭和41)年、長浜市中心街の東側を迂回する長浜バイパスとともに事業化。入江内湖を通過し、米原市入江で県道彦根米原線に接続する8工区が2012(平成24)年に開通して以降、残る工区は彦根市佐和山町へ抜けて8号現道へ接続するまでの2.2kmを残すのみとなっていました。

 入江地区までの開通後は、長浜方面から彦根市市街地へ抜ける際の、湖岸道路と国道8号現道に代わる信号の少ないルートとして、利用が進んでいました。

 この最終工区は2025年秋に開通予定。彦根トンネルは暫定2車線での供用予定で、将来の4車線化にあたっては、もう一本トンネルを通すことになりそうです。

【了】

【「米原バイパス」のルートを見る】

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