ロシア軍 ついに「70年近く前の装甲車」前線へ投入!? あっさりウクライナ軍に撃破

かなり古い装甲車。

損失の増加で急遽投入か?

 ウクライナ国防省の報道機関である「ミリタルヌイ」は2023年10月15日、ウクライナ東部の町アウディイウカで、ロシア軍の水陸両用式装甲兵員輸送車であるBTR-50を初めて撃破したと報じました。

Large 231017 nr 01

拡大画像

BTR-50の改良型であるOT-62で訓練を行うエジプト陸軍(画像:アメリカ国防総省)。

 同車両は最新兵器という訳ではなく、最初の車両は1954年より当時のソ連地上軍に配備されたかなり旧式の車両です。

 今回わざわざ、同車両の撃破を大きく報じた背景としては、ロシア軍の車両が不足していることを指摘する狙いがあるようです。

 ロシア軍がBTR-50を前線に輸送していたことは既に報じられており、「ミリタルヌイ」では「BTR-50を使用しているのは、(ウクライナ)軍が与えた損失を早急に補う必要があるためである可能性が高い」と見解を示しています。

 なお、BTR-50が撃破された写真では隣に旧式戦車であるT-64BVも破壊されている様子も収められています。同戦車も1966年にソ連地上軍で採用されたかなり古い車両になります。

【了】

【クレーン付きのタイプも】BTR-50をベースにした装甲回収車タイプの「WPT-TOPAS ポラッコ」(写真)

テーマ特集「ロシア軍のウクライナ侵攻 最新情勢 戦争はどうなっているのか」へ

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

1件のコメント

  1. T-64BVはロシアじゃなくてウクライナ軍の装備