路駐・ポイ捨てしないで!仮設トイレ設置するから… 時間調整トラックへ川崎市が対策

臨海部、殿町夜光線です。

2024年問題ふまえ企業へも啓発

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工場地帯のトラックのイメージ(画像:写真AC)。

 神奈川県川崎市は2023年11月9日(木)から2024年3月8日(金)まで、川崎区の臨海部「殿町夜光線」において、路上駐車の抑制・対策へ向けた社会実験を実施します。同エリアでは、大型トラックやトレーラーなどによる荷待ちのために路上駐車が恒常化しており、交通渋滞のほかドライバーによるポイ捨て、排ガスによる地域環境の悪化などが問題となっています。

 実施区間は、かわさき南部斎苑前~運輸支局前交差点間760m(上下線)。路肩にラバーポールを立てるほか、立て看板などにより駐車抑制を促します。また市は立地企業へ対しても、意識啓発を行うとしています。

 あわせて殿町夜光線に仮設のトラック待機所を、北側の皐橋水江町線に大型駐車場を、東扇島に荷待ちトラック待機所を設けます。ほかにも仮設トイレや自動販売機を備え、待機所については空き状況をリアルタイムに確認できるよう、ウェブカメラでの配信も行われます。

 市はドライバーへのアンケートで、待機所に何を望むか尋ねたところ(複数回答)、97%がトイレと回答。次いでコンビニ(74%)、自動販売機(42%)、ゴミ箱(37%)という結果でした。いわゆる2024年問題を見据え、事業者の取り組み状況と路上駐車、待機所の利用状況との相関分析を行う予定です。

【了】

【地図】取り締まりエリアと仮設待機所

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