「乗継割引」設定へ JR西日本⇔ハピラインふくい 連絡運輸の範囲も判明

料金券の「乗継割引」は3/15で完全廃止です。

武生で大阪までのきっぷ購入可

Large 230222 nogizaka 01

拡大画像

JR西日本管内で適用された乗継割引の例(大藤碩哉所蔵)。

 北陸新幹線の敦賀駅延伸に伴い、2024年3月16日(土)からJR北陸本線の敦賀~大聖寺間は、第三セクターのハピラインふくいへ移管されます。そこで、一部のJR西日本~ハピラインふくい間を乗り継ぐ場合は、新たに「乗継割引」が適用される見通しです。

 対象となるのは普通運賃のほか、通勤定期と通学定期です(いずれも1か月。通学定期は大学および高校)。例えばJR越美北線の一乗谷駅からハピラインふくいの鯖江駅まで利用すると、2社の割引が適用され運賃は390円となります。区間によっては、ハピラインふくいのみ割り引きされるケースがあるほか、JR西日本は適用期間を5年間としています。

 2社は乗継割引の新設について「またがって利用する場合、それぞれの会社の初乗り運賃を併算することになり、開業前よりも高くなる区間があります。利用者の運賃負担の軽減を図るため、協力して実施します」としています。

 このほか利便性と流動を勘案し、2社間では連絡運輸も実施されます。ここでの連絡運輸とは、他社線を含む乗車券を販売すること。例えば普通乗車券の場合、大阪駅や京都駅でハピラインふくい全線のきっぷが購入でき、ハピラインふくいでも主要駅では、米原駅や京都駅、大阪駅までのきっぷが購入できます。

【了】

※タイトルを修正しました(12月10日0時45分)

【運賃表】新たな乗継割引の適用エリア

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。