「初音ミクの旅客機」ついにラストフライト! 超異例のJALグループ特別塗装機 1年間の”ステージ”終える

「空飛ぶミクさん」乙でした!

女満別→丘珠のJL2720便がラストに

 JAL(日本航空)グループで北海道を拠点とするHAC(北海道エアシステム)が、ボーカロイド「初音ミク」を派生させた北海道応援キャラクターである、「雪ミク」特別塗装機(ラッピング機)の運航を2023年12月19日をもって終了しました。商用フライト最終便は女満別発、札幌・丘珠着のJL2720便となっています。

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商用ラストフライトとして丘珠空港へ到着したHACの「雪ミク」特別塗装機(2023年12月19日、乗りものニュース編集部撮影)。

「雪ミク」は2010年の「さっぽろ雪まつり」で”真っ白い「初音ミク」の雪像”を作ったことをきっかけに誕生。以来、「雪ミク」が主役のフェスティバル『SNOW MIKU』を毎年北海道で開催するほか、北海道を盛り上げる各種取り組みのアンバサダーを務めるなど、道内を代表するご当地キャラクターとなっています。

 特別機は、北海道経済連合仲介のもと、HACとクリプトン・フューチャー・メディアの2社による、「HAC就航25周年」と「SNOW MIKU 2023」でタイアップの一環で実施されました。デビューは2022年12月27日で、担当機はHACの主力ターボプロップ機ATR42-600「JA12HC」でした。

 機体には、前方に通常衣装の「雪ミク」が描かれ、後方には「雪ミクといっしょに 北海道の空を飛ぼう」のメッセージと、雪の結晶のイラストが描かれ、左右で異なるデザインレイアウトが特徴。なお、機内は通常のHAC機と同じスタンダードなものになっていました。

「雪ミク」機としての定期便ラストフライトとなったJL2720便は19日午前11時40分ごろ丘珠空港に到着。その後JA12HCは、通常塗装に戻すなどの作業を実施すべく、12時30分頃に同空港を再度飛び立ち、鹿児島空港へと向かっています。

【了】

【写真】これが「初音ミクの旅客機」最後のフライトの様子です

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1件のコメント

  1. 写真のページのキャプションが『商用ラストフライトとして丘珠空港へ到着したHACの「雪ミク」特別塗装機・および鹿児島空港へのフェリー便の様子など(2023年12月19日、乗りものニュース編集部撮影)。』という記載になっていますが、フェリーに関する写真がありません。何か意図がありますか?