大踏切も激低ガードも消えた!「梅田貨物線」廃線の今 急速に薄れていく鉄道の痕跡

うめきた最後の「三日月地帯」の将来は

 南はJR神戸線から北は阪急中津駅付近にまで広がる三日月形の貨物ヤード跡地は、「みどり」を中心コンセプトとした新街区「グラングリーン大阪」として開発中。2024年9月に街びらき予定で、すでに秒読み段階となっています。

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貨物線周辺の旧ヤードを開発する2期工区「グラングリーン大阪」(画像:うめきたプロジェクト)。

 さらに、この「三日月」を中央でつらぬく形で、グランフロント大阪北館・南館のあいだを抜ける道路が西へ延伸します。この東西道路の周辺がグラングリーン大阪の「防災公園街区」として、4ヘクタールもの緑地になる計画。この「防災公園」と、北側の「ノースタワー」が、2024年9月の先行開業区域です。

 ノースタワーは地上26階建て、中央階までが「イノベーション」施設を中心としたテナントで、上層階はホテルの予定です。2025年春には、東西道路の南側に「パークタワー」「ゲートタワー」「サウスタワー」が開業します。それぞれ地上39階、18階、28階建てで、オフィスやホテルが中心となります。

 さらに、区域南端のJR福島駅や北端の中津駅に近い側では、それぞれ高層マンションが建設予定。こちらの開業はもう少し先になる見込みです。

【画像】えっ…!これが「梅田貨物線」跡地の現在の様子です

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