「新名神」開通延期へ 滋賀~京都 2024年度は「困難」 工事遅れなぜ

残念!

新名神「大津~城陽」開通延期へ

 NEXCO西日本は2024年1月17日(水)、新名神高速の大津JCT(仮称)~城陽JCT・IC間(約25.1km)について建設の進捗を話し合う連絡調整会議(第2回)を開催し、2024年度の開通が困難である見通しを示しました。

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新名神で建設中の城陽JCT・IC(画像:NEXCO西日本)。

 同区間は滋賀県内の新名神の開通済み区間と、京奈和道、ひいては第二京阪を直接結び、名神や京滋バイパスの迂回路となる区間です。2024年度の開通が予定されていましたが、工事の遅れから、今後の進捗を踏まえた工程精査が必要だということです。

 信楽川の橋で事前に確認できなかった硬岩が出てきたことや、宇治田原IC関連工事における、いわゆるウッドショックによる木材調達の遅れに起因する用地引き渡しの遅れ、城陽スマートIC部における地盤改良範囲の大幅増加、などが原因として挙げられています。

 関係各所との意見交換では、「開通が遅れることは非常に残念ではあるが、安全に十分に配慮した上で1日も早い開通をお願いしたい」「新たな開通予定時期については、できるだけ早く提示いただきたい」といった声があったそうです。

 なお、もうひとつの未開通区間である八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・IC間については当初、2023年度の開通目標とされていましたが、これは約2年前の連絡調整会議で「2027年度」に変更されています。ただし、「用地等の明渡しが順調な場合」「トンネル工事の進捗が順調な場合」などの条件付きです。

【了】

【え、まだかかる…?】新名神、各区間の開通見込み&進捗(地図/写真)

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