日本一短い航空路線が運休へ 琉球エアコミューター 代替策は?

使用する飛行機もユニークな激レア機です。

南北の大東島間はわずか13㎞

 RAC(琉球エアコミューター)は2024年1月29日、関連会社のJTA(日本トランスオーシャン航空)とともに「2024年度基本便数計画」を発表、そのなかで南大東~北大東間の航空路線を休止することを明らかにしました。

 運休は8月1日からです。ただ、一方で那覇~南大東、那覇~北大東の各路線が、同日より1日0.5便ずつ増える予定です。

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RACのDHC8-Q400CC型機(乗りものニュース編集部撮影)。

 南大東~北大東間の空路は日本最短の航空路線で、その距離はわずか13kmしかありません。この路線は1997年10月に開設されており、沖縄本島にある那覇空港を基点に「三角運航」と呼ばれる、国内の定期旅客便としては珍しい機材繰りをしています。
 
 月、金、土、日曜は那覇→北大東→南大東→那覇。火、水、木曜は那覇→南大東→北大東→那覇というように、曜日によって回り方を変え、おもに南北の両大東島と那覇間の人の往来を支えています。

 このほか、南大東~那覇の直行便も、1日1便運航されています。

 なお、南北大東島間の飛行時間は7分ほどで、2024年1月現在はDHC8-Q400CC型機が使われています。
 
 同機は、胴体後方約3分の1のエリアが貨物室というユニークなレイアウトを特徴とする機種で、国内航空会社ではRACでしか運航されていません。ちなみに、機番末尾の「CC」は「カーゴコンビ(貨客混載型)」という意味です。

【了】

【後ろが狭い!?】国内で1機のみ RACの貨客混載機に乗ってみた!(写真)

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