鉄道廃止、高速道は延びる 函館本線“山線”沿いの「蘭越倶知安道路」新規事業採択評価 ついにニセコへ

インバウンド高速に!?

函館本線“山線”沿いの後志道 事業区間さらに延長

 国土交通省 北海道開発局は2024年3月7日、社会資本整備審議会 道路分科会の第36回北海道地方小委員会を開催。「北海道横断自動車道 蘭越倶知安道路(ニセコー倶知安)」について、2024年度の事業化に向けた最終段階となる新規事業採択時評価が行われました。

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余市ICからの倶知安余市道路の延伸工事(2020年)。倶知安余市道路からニセコまでの新規事業化も目前だ(画像:小樽開発建設部)。

 北海道新幹線の札幌延伸開業とともに廃線が決まっているJR函館本線の長万部―小樽間、通称“山線”沿いに建設されている高規格道路の延伸部にあたります。

 この区間は主に小樽側から建設が進んでいて、小樽JCTー余市IC間はNEXCO東日本が管理する「後志道(しりべしどう)」として開通済み。余市ICー倶知安IC間39.1kmは「倶知安余市道路」として国が建設を進めています。そこからさらに、ニセコICまでの11.7kmが、今回の評価対象区間となっています。途中には比羅夫ICも設けられます(IC名は全て仮称)。

 開通効果としてまず挙げられているのが、国際的な観光リゾートとなっている「ニセコ」への速達性の向上です。ニセコまでの道路が整備されると、新千歳空港からの所要時間は現状168分から、136分まで短縮されるといいます。

 また、道央道や鉄道の室蘭本線が通る道南ルートは、火山があることから、この“山線”沿いが災害時の広域的な代替路となることなどがうたわれています。

 今回の事業化対象区間はニセコまでですが、蘭越までも計画段階評価は済んでいるため事業化は近いと見られます。この“山線”ルート、南側の道央道から黒松内ICまでは黒松内ICとしてすでに開通済みで、具体化していないのは蘭越ー黒松内間の約20kmを残すのみとなりました。

 なお、建設が進んでいる後志道の延長部、倶知安余市道路の余市IC~仁木IC間3.3kmは、2024年度の開通が予定されています。

【了】

【うわ、ホントに高速つながるぞ…】函館本線“山線”沿いの高速道の現状(地図/画像)

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