陸自総火演、0.1秒にかける人々

毎年8月に陸上自衛隊が行う実弾演習「総合火力演習(総火演)」。そこには例年、“0.1秒にかける男たち(と少数の女子)”が集まります。

0.1秒を捉えるコツは「耳」

 まず発砲の瞬間にシャッターを切るのは不可能に近いので、高速連写が可能なカメラが必要となります。

 連写を活用し、ずっと撮影しっぱなしにしてしまえば、0.1秒のマズルフラッシュを捉えられる確率は、秒間3連写のカメラでは33%、秒間5連写ならば50%、秒間10連写以上では100%となります。

 とはいえ、記録メディアの容量やカメラのバッファが有限である以上、連写しっぱなしは不可能なので「発射の少し前」から連写をし始めます。発砲のタイミングは場内のアナウンスで分かります。例えば90式戦車の場合、

「6の台左戦車 徹甲 小隊集中行進射 撃て! 小隊左へ! 5の台装甲車 弾種変更対榴 小隊集中 止まれ 撃て! 前へ!」

 という号令が掛けられるので、「撃て」と言う前の「小隊集中行進射」ないし「止まれ」の時点で連写を開始すれば、理論上は先述の確率で成功するはずです。

 しかしかなり難しいのは確かなので、過去の総火演の様子をYoutube等で鑑賞し、予習しておくと良いでしょう。また、巨大な望遠レンズを持つ年季がはいったおじさんが近くにいた場合はチャンスです。おじさんが連写を始めたら、自分もそれに倣いましょう。

 携帯のカメラの場合はいっそ動画で撮影し、マズルフラッシュのコマを切り取ってしまったほうが良いかもしれません。

 マズルフラッシュの撮影は、やり方さえ知っていれば誰でも可能です。皆さんもカッコイイ戦車のシーンを思い出に残すために、ぜひチャレンジしてみてください。

【了】

Writer:

1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。

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コメント

2件のコメント

  1. マズルフラッシュの撮影で連写って

    デジカメのせいで下手が増えただけの苦肉の撮影じゃない

    フィルムで射撃の撮影何度か有るけど大抵の撮影でマズルフラッシュと弾の写ってる写真撮ってだったけど、要はシャッタースピードや露出などテクニックで撮れてたのに機械に頼り過ぎなだけじゃ無いかな?

  2. 私はD810の早い連写設定にしたけど、連写のタイミングと合わなかった。

    シャッターが切れる間隔の間に光った訳で、連写は使えないと判断、結局感で撮ったら上手くいった。

    記事の内容は同意なんだけど、たまたま私がタイミング悪かったってことかな?

    他の人はどうですか?

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