関 賢太郎(航空軍事評論家)の記事一覧
Writer: 関 賢太郎(航空軍事評論家)
1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。
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F-15戦闘機を“バズらせた”「中東の皆兵国家」の生存戦略とは? 制空戦闘機→戦闘爆撃機への改造は自衛隊も実行中!
開発元のアメリカに次いで世界で2番目にF-15「イーグル」戦闘機を導入したイスラエルは、比較的早い段階で戦闘爆撃機への改造に着手しました。その流れは30年遅れで日本も行っています。
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欧州諸国が直面するF-35のジレンマ「中東の戦争国家」サポートはどうなのよ!? 近いうちに日本も他人事じゃなくなるワケ
ガザ侵攻を続けるイスラエルが多用するF-35のメンテナンスを巡って欧米各国がジレンマに陥っています。それは国際共同開発の戦闘だからこそ。しかし、同様のリスクは日英伊が推進中のGCAPもある模様です。
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将来戦闘機「GCAP」自衛隊になぜ必要か 既存のF-35と性能・役割かぶらない? ポイントは「より遠くへ、より重く」
日英伊の3か国で共同開発中の次世代戦闘機「GCAP」は一見すると3か国とも導入を進めるアメリカ製のステルス戦闘機F-35Aと性能の面で重複しそうな気がします。しかし、実は使い分けが想定されている模様です。
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一方的にボコられた「中東屈指の軍事大国」自慢の空軍戦力なぜ使わなかった? じつは自衛隊も他人事じゃないかも
2025年6月に起きたイスラエルによるイラン攻撃は戦史に新たな1ページを刻む出来事となりました。「12日間戦争」と呼ばれるこの戦闘のポイントは、イスラエルが限りなく完璧に近い航空作戦を展開した点でした。
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「傍若無人な中国戦闘機だな!」じつは自衛隊側が仕掛けている場合も 空自偵察機は海の上で何してた?
中国軍機が自衛隊機に異常接近するケースが相次いで起きました。中国の戦闘機が異常接近したことについて、日本政府は厳重な抗議を行いましたが、じつは中国を一概に非難できない模様です。
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本当にイラン核兵器作れなくなった? ステルス爆撃機の応援まで得たイスラエル でも米情報機関は悲観的な評価
イランの核兵器開発能力を徹底的になくそうと背製攻撃を行ったイスラエル。最終的にはアメリカがB-2ステルス爆撃機と地中貫通爆弾まで投入しました。しかし、それでも米情報機関は厳しい見方をしているようです。
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自衛隊機に異常接近した「見慣れぬ中国の戦闘爆撃機」よく見たら日本初の超音速戦闘機に激似かも!?
2025年7月上旬、東シナ海上空で航空自衛隊の電子偵察機に異常接近してきたのは、中国オリジナルの戦闘爆撃機でした。しかも、その任務や役割、外観が日本のF-1支援戦闘機とよく似ているのです。
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ロシアの巨大爆撃機ドローンで次々破壊←「国際条約の取り決めをウクライナが悪用した!」どういうこと?←実はデマです
2025年6月、ウクライナが大量のドローンを使ってロシアの戦略爆撃機に甚大な被害を与えました。この攻撃に対し、SNSなどでは逆にウクライナの攻撃を非難する動きが見られます。いったいどういうことでしょうか。
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ミサイル担いだ無人ボート「ロシアが誇る万能戦闘機」を相次ぎ撃墜! 日本にとっても脅威なワケ もはや戦闘機の逃げ場はないのか?
ウクライナの無人艇が、ロシア戦闘機をミサイルで撃墜しました。これは従来の無人艇が対艦攻撃程度しか使えなかったのが、対空兵器としても使えるまでに進化したということ。ただ、その脅威は日本にとっても他人事ではないようです。
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ざっと1人30億円!「戦闘機で最も高価な構成品」とは? 維持費だけでも年間6億円「手塩にかけていますから」
戦闘機を構成するものの中で、最も高額といえるのがパイロット、すなわち操縦士です。一人前のパイロットを育て上げるには1000飛行時間が必要で、かつ毎年、相応の訓練で技量を維持することが必須です。