新型コロナの影響 成田空港は「激減」ばかりではなかった 傾向違った第3ターミナル
一方で第3ターミナルはほかとは違った 考えられる要因とは
ところが、第3ターミナルに行くと様子が少し違いました。平時と比べると若干、人の往来は控えめなのかもしれませんが、建物入口のソファには、それ以上座れないほど多くの人が腰かけているほか、保安検査場前のフードコートも空席はありますが、平日の夕方という時間帯を考えても人の姿が目立ちます。ほかのターミナルではほぼ並ぶことがなかったコンビニも、この第3ターミナルでは頻繁にレジを待つ列が見られます。
このようなターミナル間の差は、なぜ生じているのでしょうか。
同空港を運営するNAA(成田国際空港)は「具体的な理由は不明」としたうえで、第3ターミナルの大きさ自体が第1、第2よりコンパクトなつくりとなっているほか、第1、第2ターミナルは大多数が国際線で、出国制限などの影響で減便、運休が相次いでいるのに対し、第3ターミナルはLCCの運航する国内線が多くの比率を占めていることが、要因として挙げられるのでは、といいます。
なお、NAAが3月26日(木)に発表した空港運用状況によると、2020年2月時点の旅客者数は、前年2月と比べて国際線は19%減となったのに対し、国内線は前年より7%増、2月の実績としては過去最高を記録しています。
まあ乗る人もいないのなら飛ばさなければ二酸化炭素も増えずにすむだろう