消える「東京メトロ唯一の座席」 南北線開業から四半世紀、初期車両リニューアルで
消える「東京メトロ唯一の座席」
今回の9000系リニューアルにあたって、「東京メトロ唯一」の“珍しいもの”が消えます。「クロスシート」、向かい合わせの4人席です。
南北線9000系のうち、このたびリニューアルの対象になった初期編成(1次車)は、各車両にクロスシートがあります。東京メトロ車両に設けられているクロスシートは、これが唯一です。しかし、今回のリニューアルでそれがフリースペースなどに変更されるため、このまま行くと「東京メトロで唯一のクロスシート」が近い将来、姿を消すことになります。
ちなみに南北線の9000系で、クロスシートがあるのは初期編成である1次車の8編成のみで、それ以降に追加製造された15編成には製造当初から設置されていません。
東京メトロによると、駒込~赤羽岩淵間の部分開業から南北線が順次延伸し、直通運転も行うなど利用者が多くなったことなどから、クロスシートの採用をとりやめたそうです。一般的に、クロスシートのメリットは快適性、デメリットは、場所をとるため混雑する状況には向いていないこと、とされます。
クロスシートからフリースペースへの変更。開業から約25年、この四半世紀で変化した南北線の状況と、社会におけるバリアフリー意識の高まりを象徴するもの、といえるかもしれません。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
個人的には南北線の車両は相鉄直通後に10両編成が運行されるようになったら全ての編成の一部車両に転換クロスシートを入れた方が良いと思う。
南北線や三田線の容量だと10両編成なら入れても問題ない混雑率だから。
それに相鉄車両もクロスシートを入れるから余計にそう感じる。
東京の過密を何とかしてほしいものですが、行くならせめて長距離通勤者に配慮してほしいですね。
乗車時間の短い地下鉄のクロスシートの廃止がそんなに大きなトピックとは思わない。
それよりも、乗車時間の長いローカル線車両のロングシート化の方が余程問題だ。
ローカル線で古っっくさい国鉄時代とかの車両が走り続けてることがそれ以前の問題。旧車好きのマニアしか喜ばない。
先月まで10年ほど、クロスシートは、始発の特権で御園からよく使ってました。最近のスマホのガキの肘攻撃が少なくてよかったのに。残念です。
8両に早く増やさないのかな?
使わなくても同じ事で返して邪魔な事に気付かせて辞めさせれば、みんなの為に成るんだよ。
2020年のオリンピックまでにクロスシートがなくなるのは残念だけどフリースペースが増設されるのは混雑緩和対策の一環なので仕方ありません。南北線のラインが上部に付くのは5次車以来で車番が移設されないのは残念です。
見出しの内容を最終ページに載せてクリックを稼いでるが、思ってた事と違ったら欺されたと感じて、次は無視される事に気付いて無い。
中間車が2次車で先頭車のみ一次車の編成はリニューアルの対象外じゃなかったかな?
両先頭車のクロスシートのみ撤去するとか?
真夏の浦和美園方面によく乗車しました。
外気が30度以上あるときでも車内は冷蔵庫なみに冷えており
三分もすると鳥肌、武者震いがとまらない電車でした
特急らしくない