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日本の地下鉄がなぜ単線と複々線がないことについて
福本英一さん
2019/06/11 19:59
なぜですか。少なくとも千日前、鶴見緑地、今里筋は、複線でももてあますほどの集客力しかないのです。いっそのこと単線化してしまってもいいぐらいです。また複々線がないのはなぜですか。アメリカや中国よりも地価は安いはずなのにどうして複々線で建設されないのでしょう。
退会済みユーザー
2019/06/06 11:50
国土交通省監修の『鉄道要覧』を見ますと、東京地下鉄(東京メトロ)8号線有楽町線の小竹向原~池袋間3.2kmは複々線とされています(13号線副都心線は池袋~渋谷間)。
確かに副都心線開業前の小竹向原~新線池袋間は、有楽町新線として案内されていましたね。
退会済みユーザー
2019/06/05 11:40
地下鉄を必要とするのは、
地上が過密になって鉄道を敷設するスペースがなくなった大都会が主ですので、
元々複線の需要があったと考えられます。
現在複線を持て余している区間でも、
都市計画などで将来の沿線人口増加・需要増加を見込んでいれば、
工期と費用のかかる地下鉄工事を単線で建設して後に複線用のトンネル工事をするとかいった無駄はしたくありませんから、当然複線での建設を進めるでしょう。
まあ、往々にして見込み違いは発生する物でして、沿線開発が遅れていて一向に需要が伸びない、なんて事が起きるわけです。
そこは例えば、トンネル・駅施設の土木工事は複線対応で建設して、路線は単線で敷設、将来的に複線化という方法もあるにはあるのですが、
「〇〇駅から先は単線区間」と言う文言はかえって開発の妨げになる場合もありますので、許される限りは複線を維持したいのでしょう。
地下鉄だけでなく、地上の道路やそもそもの開発計画の変更などにより種々の判断を迫られる場面が来れば単線化の話も浮上して来ないとも限りませんね。
さて、一方の複々線。
前述の通り、地下鉄は主に都市内交通の性格が強いですから、一般には郊外からの乗客が次々に膨れ上がって路線がパンクするという物ではなかったのです。
それが変化したのは各鉄道会社との相互乗り入れにより、地下鉄路線内にまで郊外からの乗客が押し寄せるようになりましたが、
既存の地下鉄は十分発展した市街地を走ることが多いですから、各種地下構造物との兼ね合いで拡幅する事自体が困難な場合が多いです。
地下とは言え、今更広げるスペースなんか無いよ、というわけです。
それよりは、路線網をよりきめ細かくして数多くの路線に分散させようとしたのが今の東京の地下鉄網のような気がします。
工法・構造にもよりますが、複々線にはより大きなトンネルが必要ですから、構造体の強度とコストの兼ね合いも一因だと思います。