古い卒業写真から奇跡の発見 巨大“木造掩体壕” 田んぼに点在する異様な構造物のナゾ 読み込み中... 拡大画像 一見して古墳の様な趣もある、後部から見た掩体壕。途中まで同じ幅で最後に尾翼部分を格納する部分がひと回り小さな構造や、後部に開いた人が出入りする穴が見える(吉川和篤撮影)。 拡大画像 内部から天井を見上げた4号掩体壕。前浜掩体壕群の中で最大だが非常に頑丈にかつ丁寧に造られており、戦後77年経った現在でもコンクリートの剥離はほとんど見られない(吉川和篤撮影)。 拡大画像 高知龍馬空港近くの田園地帯には、こうした掩体壕が点在している。手前にはツタが絡まった3号掩体壕がその奥には7号掩体壕が、右端には空港の管制塔も見える(吉川和篤撮影)。 拡大画像 戦後、木造掩体壕写真と同じ時期に撮影された、廃棄された機上作業練習機「白菊」と卒業記念で写る地元の小学生達。同機の特徴である大きめで綺麗な三角形の垂直尾翼が見える(赤松貞明記念館準備会提供)。 拡大画像 最近発見された終戦直後に撮影された写真に写る、W型と思われる木製の掩体壕と地元の小学生達。これも大きさから双発機用だったと思われる。また敵機を警戒して壁面は迷彩塗装で塗られており、偽装用に屋根に土を盛って草を生やしているのも判る(赤松貞明記念館準備会提供)。 拡大画像 2022年9月現在、掩体壕保存の新たな取り組みとして、高知高等専門学校岩崎(「崎」の字の右上は「立」)研究室の協力でAR技術を活用した航空機の可視化ソフトも開発中。画像は4号掩体壕に入った状態の一式陸上攻撃機のイメージCG。(赤松貞明記念館準備会提供)。 拡大画像 高知県南国市に今でも見られる大型の4号掩体壕。同地区に残された中では最大で、一式陸上攻撃機などの双発機用だったと思われる(吉川和篤撮影)。 拡大画像 調布飛行場横に残る三式戦闘機「飛燕」用の掩体壕。戦後、正面入口に蓋をされたが、使用当時は大きな開口部があった。また半地下構造なので、高さも海軍のものより低くなっている(吉川和篤撮影)。 拡大画像 公園として整備されて、いつでも見学が自由な高知県南国市の5号掩体壕。内部の一番奥には人が出入りする穴が見える。2号~7号とほぼ同じサイズで、単発機の機上作業練習機「白菊」用だと思われる(吉川和篤撮影)。 拡大画像 高知県南国市にある前浜掩体壕群の中でも面白い例である7号掩体壕。これは戦後、後部の壁を打ち抜いて道路と水路を通している(吉川和篤撮影)。 この画像の記事を読む