世界唯一の保存機「九七式戦闘機」があえて無塗装なワケ 甦る“東洋一の飛行場”の記憶 読み込み中... 拡大画像 上から見た展示中の九七式戦闘機乙型。復元後、当初は近くの大刀洗駅舎を改造した私設博物館時代の大刀洗平和記念館で展示されていたが、現在は町立の新しい建物に移されている(吉川和篤撮影)。 拡大画像 右側面から見た展示中の九七式戦闘機乙型(キ27乙)。固定脚ながら後の「隼」や「疾風」を思わせる中島戦闘機らしい引き締まった胴体や垂直尾翼の形状が見える。同機は以前には撮影不可であったが、現在は可能である(吉川和篤撮影)。 拡大画像 2022(令和4)年7月より大刀洗平和記念館に展示されている、日本海軍の局地戦闘機「震電」の原寸模型。この展示物は大きな話題となり、記念館の目玉となっている(吉川和篤撮影)。 拡大画像 大刀洗平和記念館の周辺には旧陸軍航空隊基地の遺構がいくつか見られ、慰霊碑の近くには第四飛行連隊(後に戦隊)正門の門柱も残されている(吉川和篤撮影)。 拡大画像 大刀洗平和記念館から少し離れた農地脇には、おそらく二式複座戦闘機「屠龍」などの大型機を格納した掩体壕も残っていた。頑丈なコンクリート製であったために壊されずに戦後は倉庫などに利用されたようで、正面の左側には窓が付いた壁面も増設されている(吉川和篤撮影)。 拡大画像 博多湾から引き揚げられて、福岡県の筑前町立大刀洗平和記念館に展示される実物の九七式戦闘機乙型(キ27乙)。敢えて塗装はされずに発見当時の雰囲気を漂わせている(吉川和篤撮影)。 拡大画像 戦前には陸軍戦闘機の主力であった九七式戦闘機乙型。前線飛行場では草や泥が詰まりやすいため、この写真のように固定脚のスパッツ(カバー)はしばしば外されていた(吉川和篤撮所蔵)。 拡大画像 大刀洗平和記念館の九七式戦闘機。2挺の7.7mm機関銃はエンジンカウル中央の隙間から発射された。主翼下面の左右には落下タンクが、中央には特攻機仕様の爆弾が見える(吉川和篤撮影)。 この画像の記事を読む