まるで走るバスタブ! 80年前の「泳ぐフォルクスワーゲン」完全レストア車が日本になぜ? ある企業の「資料」に 読み込み中... 拡大画像 右斜め前方から見た後部のエンジン扉を開けた「シュビムワーゲン」。前に倒したフロントガラス横で助手席の前方には、MG34軽機関銃用の棒状マウントが見える(吉川和篤撮影)。 拡大画像 左側面から見た同車。上から乗り込む方式なのでボディにはドアがなく、中央下方には水上航行時に車内に入った水を上陸後に抜くための配水管が見える。また側面後方には、エンジン故障でスクリューが回らない時に使用する木製の櫂(オール)も装備されている(吉川和篤撮影)。 拡大画像 右側前方から見た足回り。ハンドル操作で舵代わりにもなり、四輪駆動化に際しては機能性の高いリミテッド・フロント・デフ(LFD)が前輪にも装備された。またステアリング・ナックルの接合部は、ゴムで水密シールドされている(吉川和篤撮影)。 拡大画像 左ハンドルの運転席。シフト表の右側は前進4速・後進1速を左側は2輪駆動から4輪へとエクストラ・ロー用の切り替えレバー用。また足場には滑り止めの木製スノコが置かれている(吉川和篤撮影)。 拡大画像 後部のエンジン扉を開けて見える空冷式水平対向4気筒ガソリンエンジン(1131cc/25馬力)。1943(昭和18)年からは「キューベルワーゲン」のエンジン(985cc/23.5馬力)も同エンジンに強化された(吉川和篤撮影)。 拡大画像 エンジンルーム後部に装備された彎曲した波消し板付きのスクリューは、下に倒すことでクランクシャフトとクラッチで繋がり、マフラーカバー上の手持ちリングが付いたロッドを装着して上下操作を行った(吉川和篤撮影)。 拡大画像 海洋堂の本社倉庫横のガレージには、実物の半装軌車両の「ケッテンクラート」やFRP製ボディのレプリカながら良く再現されて公道を走れる「キューベルワーゲン」も保管されている(吉川和篤撮影)。 拡大画像 海洋堂の本社ガレージ前で実物のドイツ軍用水陸両用車「シュビムワーゲン」に乗る、同社の宮脇修一専務。同車は彼の情熱により、ここで保管されている(吉川和篤撮影)。 拡大画像 1943(昭和18)年頃に2人のドイツ兵が乗り込んで、後部のスクリューを下ろして水上を航行する「シュビムワーゲン」。ドイツ国防軍(陸軍)や武装親衛隊などで使用された(吉川和篤所蔵)。 拡大画像 左側後部から見た「シュビムワーゲン」。エンジンルームの上には浮航時に水を被らないようマフラーと排気管がレイアウトされ、後部には折畳んだスクリューがある。また実車にはないテールランプが追加されている(吉川和篤撮影)。 この画像の記事を読む