『パトレイバー』登場の戦闘車両だ! 都会のど真ん中で見つけた軍用車 なぜ大阪に? 読み込み中... 拡大画像 左側後方から見た「フェレット」装甲車の戦闘室内部。中央にあるフラットシートが車長席で、マジックハンド方式で上下する。また、その前には隠れるようにバケット型の操縦手席の一部が見える。また右側壁面には英軍車両の特徴である、紅茶を煎れるためのお湯が入ったサーモス社製魔法瓶を収納する黒いコンテナが2個見える(吉川和篤撮影)。 拡大画像 右側面から見た「フェレット」装甲車。コンパクトな設計の4輪装甲車だが、その前に採用された「ディンゴ」装甲車よりひと回り大きなサイズとなり、重量も3t級から3.7t級に増加している(吉川和篤撮影)。 拡大画像 右斜め後方から撮影した「フェレット」装甲車。スッキリとまとめられたエンジンルームやマフラー(消音器)、排気管、吸気用グリルなどのレイアウトが見える。戦闘室後方の装甲板を跳ね上げた2つの視察窓や固定砲塔後方に折り畳まれたヒンジ式ハッチなども確認できる(吉川和篤撮影)。 拡大画像 同装甲車の主武装であるブレン軽機関銃L4型。安全に無可動処理された実銃で、これも貴重な展示品である。また同機関銃はオリジナルの7.7mm口径ではなく、7.62mmのNATO弾仕様となっており、上に付いたバナナ弾倉が7.7mm用と比べて少し直線的である(吉川和篤撮影)。 拡大画像 車体前部の左右には、バックミラーとフロントライトの間に黒いゴム製キャップが付いた、3連のスモークディスチャージャー(発煙弾発射器)が2基設置されている。また正面の操縦手席ハッチを閉めようと上げてみたら、想像以上に重かった(吉川和篤撮影)。 拡大画像 左後方のフェンダーに取り付けられたジェリ缶(20リットル)には製造年を示す「1986」の文字や中央にBSC/CPWのマークが、上部に“カラスの足跡”とも呼ばれたイギリスの官給品を示す矢印マーク(通称ブロードアロー)も見える(吉川和篤撮影)。 拡大画像 後方のエンジンルーム側面のハッチを開くと、ロールス・ロイスB60型6気筒ガソリンエンジン(130馬力)が見える。エンジンを始動させてもらうと快調に動き、カタログ値では路上で最高93km/hの高速性能を誇った(吉川和篤撮影)。 拡大画像 「フェレット」装甲車に搭載された、電熱式の湯沸し器(ボイリングベッセル)。これもイギリス軍には欠かせない紅茶を煎れるための重要な装備品である(吉川和篤撮影)。 拡大画像 ミリタリーアンティークス大阪で保管、展示されるダイムラー「フェレット」装甲車。1963年に製造された「01EA87」号車で、モデルは固定砲塔付きのマーク1/2型。ナンバープレートは希望ナンバーで、製造年に合せた数字になっている(吉川和篤撮影)。 拡大画像 2年に一度、フランス・パリ郊外で行われる安全保障の国際展示会「ユーロサトリ」の2012年度開催において、特別に展示されたダイムラー「ディンゴ」装甲車。スライド式ルーフの無いMK.III型である(吉川和篤所蔵)。 拡大画像 2015年に行われたアニメ総合イベントで展示された「フェレット」装甲車。実写版『THE NEXT GENERATION パトレイバー』に登場した「98式特型指揮車」として展示され、グレー車体の前面と側面には白色で大きく「特2」の文字が書かれていた(吉川和篤撮影)。 この画像の記事を読む