鉄道の顔に超詳しいのでは!? 鉄分濃いめのカメラ「EOS R6 Mark II」で撮る九州特急撮影旅!〈PR〉
朝の初秋の野矢駅を見る
ロケ2日目の朝は久大本線の野矢駅へ。久大本線の中でも標高が高いこのあたりは紅葉の進みが早く、秋のニュアンスを感じます。駅を見下ろすことができる道路から撮影したのですが、立ち位置に木々があり、少し画面を整理したいところです。
そこで、昨夜同様にRF70-200mm F2.8 L IS USMを使用して開放F2.8で撮影することで、手前の木々を大きくボカし、列車と駅を引き立ててみました。
超広角レンズ+PLフィルターでクリアな開放感を表現
久大本線といえば、川のある風景も特徴のひとつ。清らかな流れである玖珠川を渡る橋りょうで特急「ゆふいんの森」を待ちます。川の流れをダイナミックに表現したかったため、川面付近まで接近し、RF14-35mm F4 L IS USMを使って19mmという超広角で撮影しています。
加えて、水面の反射を取り除いてくれる「PLフィルター」を使用しました。PLフィルターは濃度があるため、1〜2段程度露出が下がってしまうデメリットがあります。さらには、超広角を使用すると列車が見かけ以上に速く構図内を移動するため、高速シャッターも必要です。そのため、必然的にISO感度を上げて撮影することになりますが、ここでもEOS R6 Mark IIの高感度性能が生きてくるわけです。
このシーンではISO3200を使用し、シャッタースピード1/4000秒を確保。さらに秒間約40コマ連写を使って、最良の位置に列車を写し止めることができました。
鉄道撮影に最良なカメラに仕上がっている
超高速連写に、つかんだら離さない高い追従性を持つ鉄道車両を検出してくれるAFシステムと、まさに鉄道撮影に最良なカメラであるEOS R6 Mark II。
カメラに任せられることが多いということは、その分撮影者は他のところを気にすることができ、まだ見ぬワンカットを目指すことができます。写真を楽しむ魅力がこのカメラにはたくさん詰まっていますよ!
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【了】
Writer: 村上悠太(鉄道写真家)
1987年生まれでJRと同い年、鉄道発祥の地新橋生まれの鉄道写真家。車両はもちろん、鉄道に関わる様々な世界にレンズを向ける。元々乗り鉄なので、車でロケに出かけても時間ができれば車をおいてカメラといっしょに列車旅を楽しんでいる。日本鉄道写真作家協会会員、キヤノンEOS学園講師。