〈PR〉働くオトナの「ドリームスリーパー東京大阪号」 バス唯一の完全個室は明日への「最後の砦」
関東バス、両備バスが運行する、11の完全個室を備えた夜行高速バス「ドリームスリーパー東京大阪号」から、いまひとりの女性が降りてきました。聞けば最後の頼みの綱だったとか。なにがあったのでしょうか。
彼女が昨夜、「ドリームスリーパー東京大阪号」に乗ったワケ
東京都練馬区に住むアラサー女性の会社員、Aさんは、高校のころから演劇にのめり込んでいました。大学時代も演劇サークルに所属、女優志望でしたが数年前にプロの道は諦め、いまはお仕事のかたわら知人が主宰するアマチュア劇団の公演に時折、出演しています。
とある金曜日の午後、Aさんは会社の上司に呼び出されました。現在、Aさんがお勤めするお惣菜製造・販売会社は、大阪・なんばのデパートで開かれている物産展に出展しているのですが、そのスタッフに欠員が出てしまい、代替人員としてどうしても行ってほしいということです。
顔から血の気が引くAさん。というのも、その週末は自分が出演するお芝居の本番だったからです。しかもこのあと夕方から、3日間にわたる公演の初日が幕を開ける予定です。あらかじめ早退することは告げており、そろそろ帰ろうとしていたところを捕まってしまったのでした。
ところがよくよく話を聞いてみれば、現場に入るのは月曜日の朝7時半でいいとのこと。目の前が真っ白になっていたAさんでしたが、一気に視界が色を取り戻します。であれば、前日の夜に東京を出れば大丈夫、宿泊費も会社からちゃんと出ます。ただひとつ残念なのは、前日がお芝居の公演の楽日(最終日)ということ。当然、打ち上げもあるのですが、途中退席しないと最終の新幹線に間に合わないのは確実。でも仕方がありません、これはお仕事です。今日のように、普段から芝居の公演に合わせ早退やお休みなどを融通してもらっているという負い目もあります。ふたつ返事で引き受けたのでした。
さてその2日後の日曜夜、Aさんがふと目覚めると、そこは池袋駅東口にほど近いとある居酒屋の座敷席、周囲では酔っぱらった劇団の仲間たちが大騒ぎしています。お芝居の公演は無事終了し、片づけも終わり、銭湯でひとっ風呂浴びてから打ち上げに参加していたのですが、連日の睡眠不足にアルコールが加わったこともあり、Aさんは途中ですっかり熟睡してしまったようです。
ふと、壁の時計が目に入ります。その針は21時半をすでに回っています。アルコールに浸された脳が少しずつ思考を取り戻し、そして一気に酔いが吹き飛びました。最終の新幹線はすでに出たあと。Aさん、やってしまいました。
とたんに、それまでが嘘のように思考回路がグルグルと回り始めます。あわてて取り出したスマートフォンをタッチする指も動きが激しくなります。新幹線の始発で向かっても、新大阪駅に到着するのは朝の8時すぎ、飛行機は羽田から飛んでも伊丹空港に朝の7時20分。まったく、あれだけ周囲にも言っておいたのに、どうしてこんなことになってしまったのでしょう。けれど酔っ払い相手に文句を言っても不毛なだけ。ああもう本当にどうしたものか。
「だったら高速夜行バスにでも乗ればぁ?」
スマートフォンをにらむAさんに、酩酊はなはだしい役者仲間が無責任な声をかけてきます。そんなことAさんは百も承知、すでに検討済みなのです。しかし明日は1日中、立ちっぱなしでお仕事です。もしバスのなかで眠れなかったら、体力がとてももちません。
「いや、ほら、あれ、あれならすっごい寝られるって。えーっと……ほら、これ」
トロンとした目で掲げるスマートフォンの画面には、「ドリームスリーパー東京大阪号」とありました。
「……という感じでもう本当に焦ったのですが、そのあとすぐチケットも無事に予約できて、あとはむしろ余裕でしたね」
そう話すのはくだんのAさんです。
関東バスと両備バスが運行する高速夜行バス「ドリームスリーパー東京大阪号」は、池袋駅西口のバスのりばから22時50分に出発し、翌朝6時40分には大阪・なんばOCATへ到着します。聞けばAさん、「お店から西口のバスのりばまでは歩いて10分もかからないので、あのあと結局、出発の20分くらい前まで飲んじゃってました」とか。
「でもそういえば、チケットが出発の5分前まで買えるようになったのって、ついこの前からだと聞きました(編集部注:2017年5月15日より)。そこはツイてました」
なんばOCATに到着し、さっそくお仕事の現場へ向かおうとしていたAさんでしたが、その前に少し話を聞くことができました。
――高速バスは眠れないかも、とおっしゃっていましたが、「ドリームスリーパー東京大阪号」はいかがでしたか?
ええ、それはもうグッスリ熟睡できました。シートがすごくて……「ゼロなんとかシート(編集部注:ゼログラビティシート)」っていうんですけど、本当に体に負担が少ないですね。うん、どこも痛くないですし、快調です。
――そういえば、このあとすぐお仕事でしたね。このまま直行されるんですか?
そうですね、そうなりますね。
――メイクも身だしなみもバッチリのようにお見受けしますが……?
お化粧は、ちゃんとしたパウダールームがバスの後ろのほうにあったので、きっちり直せました。あと一応、昨夜銭湯には寄ってきたので……あ、においますか?
――いえ、大丈夫ですよ。
よかった。一応さっき到着前に、汗拭きシートでささっとケアはしたんですけど。ホント、着替えたりしてもほかの人のお目汚しにならないし、そこは完全個室の「ドリームスリーパー東京大阪号」ならではですよね。
――ほかの高速バスと比べて、いかがでしたか?
そうですね、眠っている間に目的地へ到着しているというのは、時間をとっても有効に使っている気がしますけど、でもちゃんと眠れるかどうかで大違いですよね。今日の私みたいに、次の日にお仕事があるようなとき、しっかり眠れるというのは本当に大事だと思います。ホテル代もかからないので、全体で見れば、金額的にもそう悪くない選択だと思いますし、なにより個室であるところが、私にとってはとても大きかったですね。
※ ※ ※
やがて「そろそろ行かなきゃ」というと、Aさんはこちらに小さく手を振りながら、ここ、なんばOCATにほど近いデパートへ向かって颯爽と歩いていきました。あの様子ならきっと、今日のお仕事も元気いっぱい、無事にこなせることでしょう。
Aさんのような事例のほかにも、「ドリームスリーパー東京大阪号」には、きっといろいろな活用方法があるはずです。平日ならチケットも取りやすいとか。ご旅行やお仕事などにぜひ、利用を考えてみてはいかがでしょうか。
●関東バス「ドリームスリーパー」
https://www.kanto-bus.co.jp/nightway/dream-sleeper/
※この記事は、実在の「ドリームスリーパー」を元にしていますが、Aさんは架空の人物であり、彼女にまつわるお話は創作です。
【了】