「おいらん車」オヤ31形トキ鉄へ ハリセンボン出た車両、今後何に使う? 鳥塚社長に聞いた 読み込み中... 拡大画像 車内公開は今後、日付などを限定して実施していく。蛇腹のように見えるのが矢羽板のある部分で、1本ごとに番号が振られている(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 切妻側の車端部。ここにも矢羽板がある。天窓も開いており上部を観測することが可能。左手の机の上には接触した矢羽板の番号が光る仕組み(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 スピーカーも年代物である。いつ取り付けられたのか不明だが、古巣の宮原客車区が表記されていた(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 外側から。この爪が矢羽板と呼ばれるもので、車体裾から屋根部までずらっと並ぶ。その姿見が花魁の“かんざし”に似ていることから「おいらん車」と呼ばれるようになった(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 頸城トンネルと筒石駅の照明でオヤ31形の特徴的な矢羽板が分かる。この爪を立てることで、ホームなどの構造物を計測する。許可を得て撮影(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 直江津駅に到着。しばらく停止した後に、回送線へとゆっくり搬入されていく。同駅の自由通路には撮影者が多く詰めかけていた(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 今回の牽引はJR貨物のEF510-3号機。直江津駅構内から直江津運転センターへ移動して停止する。ここで機関車を切り離し、JR貨物機の輸送作業は終了した(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 次に登場したのはD51 827号機だ。圧縮空気により自走可能で、コンプレッサーの音はするものの、汽笛を鳴らして後退し連結する姿は現役時代を彷彿させる(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 オヤ31 31を連結し転車台へ通ずる線路へと転線するため、一旦前進する。D51の煙はスモークで再現され、石炭と蒸気で動いているように錯覚してくる(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 転線した後にバック運転をする。オヤ31 31は両妻のデザインが異なっており、こちらの面は裾を絞った丸屋根のスハ32形当時の姿を色濃く残す(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 転車台へ回送される前に再びしばらく停止。EF510-3号機、D51 827、オヤ31 31がしばし対面する。D51とEF510の対面も珍しい光景だ(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 日が暮れて室内灯を点灯する。車軸発電機で発生させて蓄電池に貯めた電気なので、動かなければ蓄電池の容量が減って室内灯が暗くなって消灯する(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 夜の帳が下りる頃、いよいよ扇形庫へ搬入すべく転車台へバック運転する。D51が煙をなびかせて後退していく(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 オヤ31 31を転車台に載せて切り離した直後。転回作業が始まる前のひととき(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 D51 827はオヤ31 31の後に転車台に載って庫内へ引き込む。このシーンは昭和40年代前半の機関区の日常光景であり、それが現代に蘇ったようだ。オヤ31妻面の「網干車30-1」表記が浮かび上がる(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 扇形庫へ格納する最後は人力だ。搬入に携わった職員が力を合わせてオヤ31 31を押し込む。力を合わせば意外とすんなり動いた(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 1944年築の扇形庫に無事格納された。413系の隣に並ぶ。オヤ31 31の右隣はD51 827が定位置となっている(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 今度はD51の格納である。自走しながらバックで転車台へと乗って90度転回。再びバックで庫内へ戻っていった(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 オヤ31 31の改造歴が銘板で表される。この車両はスハ32形として新製され、戦後一時期は進駐軍専用車両となり、食堂車となった後にオヤ31となった(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 車体には「建築限界測定車(直江津客貨車区)」と記載されたサボ(行き先表示板)が掲示されていた。このサボはトキ鉄関係者の手作りだそうだ(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 413系電車と対面したオヤ31形。転車台は格納する線を向き停止。扇形庫と転車台も現役で活躍する庫内は鉄道遺産であり、「直江津D51レールパーク」開園時は有料にて見学できる(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 EF510-3号機に牽引され、オヤ31形はトンネル駅の筒石駅を通過する。このシーンを見ると検測後の返却回送のようだ。許可を得て撮影(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 一旦停止している合間に、妙高はねうまラインのET127系電車と対面(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。 この画像の記事を読む