かつてあった「日本一短い鉄道トンネル」とは 湖に沈んだ不思議な“名物区間”は今 読み込み中... 拡大画像 樽沢トンネルから顔を出す115系の上り列車。全長7.2mの短いトンネルを記録しようと、駅から徒歩で訪れた人々が決定的瞬間を狙う(2014年9月9日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 川原湯温泉の点景。消防団物置には温泉街らしい防火の絵が描かれていたが、ふんどし一丁姿でシュールだ。2004年10月4日撮影。 拡大画像 川原湯温泉の点景。雨模様の温泉街はひなびた佇まいであった。サルビアが差し色となって温泉街に彩りを与えていた。2004年10月4日撮影。 拡大画像 川原湯温泉の点景。共同浴場「王湯」付近の軒先でまどろんでいたワンコ。2004年10月4日撮影。 拡大画像 川原湯温泉の点景。共同浴場「王湯」の外観。源頼朝が発見した湯とのことで、源氏にちなんだ笹竜胆(ささりんどう)の家紋が掲げられていた。2004年10月4日撮影。 拡大画像 川原湯温泉の点景。温泉街の入口に掲げられていたアーケード。奥の信号機の先が川原湯温泉駅であった。2004年10月4日撮影。 拡大画像 大前行きの115系車中から。岩島駅を発車してすぐ、左手にはもうすぐ移設する新線の「第二吾妻川橋梁」が見えた。2014年9月9日撮影。 拡大画像 川原湯温泉駅舎の待合室には、温泉街と周辺の観光案内が掲げられていたが、注意書きの通りこの時すでに建物は移転していた。2014年9月9日撮影。 拡大画像 木造駅舎内の改札と出札窓口。窓口はほとんど近代的な手が入れられておらず、渋い出立ちだ。駅員は1名のため、列車交換時は窓口が閉まる。2014年9月9日撮影。 拡大画像 駅舎内の待合室には木造の低い長椅子が「く」の字に配置されていた。営業休止の案内が余命幾ばくもない駅の現実を突きつけてきた。2014年9月9日撮影。 拡大画像 上下列車と交換して発車する大前行き。川原湯温泉駅の改札口にはホーローの出口看板があり、シックな木造駅舎と湘南色電車が好対照だった。2014年9月9日撮影。 拡大画像 川原湯温泉駅舎全景。すぐ背後にはダム建設によって誕生した八ッ場大橋の姿。その橋脚に記された線まで水位が上がる。2014年9月9日撮影。 拡大画像 川原湯温泉駅を出て岩島駅方向へ戻るとすぐに現れるのが旧来からの第二吾妻川橋梁。3連続コンクリートアーチ橋とワーレントラス橋という構造であった。2014年9月9日撮影。 拡大画像 コンクリートアーチ橋へ近づいて観察したかったが、アーチ内にはスズメバチの巣があって断念した。2014年9月9日撮影。 拡大画像 鉄道の物件からは脱線するが、道路沿いには吾妻峡を見渡せる遊歩道が分かれていた。瀧見橋にはすでに渡れないようバリケードがされていた。2014年9月9日撮影。 拡大画像 樽沢トンネルへ向かう道中に見つけた八ッ場ダムの堤体の位置関係。こういう図があるとダム竣工後の姿が想像しやすい。2014年9月9日撮影。 拡大画像 なんの変哲もない山間部の線路と道路、工事箇所。この場所は現在八ッ場ダム本体の堤体部分であり、その先は水没している。2014年9月9日撮影。 拡大画像 樽沢トンネルから川原湯温泉駅へ線路沿いを戻っていると「馬頭観世音菩薩」の碑があった。この碑は移設したのだろうか。2014年9月9日撮影。 拡大画像 第二吾妻川橋梁と国道145号の古めかしい道路橋。背後には八ッ場大橋が高くそびえる。川原湯温泉駅は八ッ場大橋のたもとである。2014年9月9日撮影。 拡大画像 駅舎内にはもうすぐお別れの記念に一言メッセージが掲げられていた。2014年9月9日撮影。 拡大画像 駅舎に掲げられていたお別れ記念と臨時列車の案内ポスター。ジョイフルトレイン「リゾートやまどり」も今や引退している。2014年9月9日撮影。 拡大画像 上りホームの木造待合室。2004年の写真と比較すると屋根のセメント瓦の色合いが変化していたが、単に色落ちしたのかもしれない。2014年9月9日撮影。 拡大画像 川原湯温泉駅舎側(下り線)の施設と八ッ場大橋。手前は倉庫らしいが、構造的にトイレであったと思われる。2014年9月9日撮影。 拡大画像 跨線橋から撮影。ダム運用後、水位は八ッ場大橋の橋脚の2/3ほどまで上がっている。駅施設解体後に試験湛水となった。2014年9月9日撮影。 拡大画像 築71年の駅舎と改札口。右端は朝顔だろうか。蔦科の植物を育てており、のどかな雰囲気が漂う木造駅舎だった。2014年9月9日撮影。 拡大画像 待合室から駅舎を見る。待合室内は木製のベンチがあってシンプルな構造。木造の待合室はどこか温かみのある空間であった。2014年9月9日撮影。 拡大画像 上下列車の交換を待合室内から見送る。下り線に115系が停車。木造待合室と湘南色の115系がよく映えていた。2014年9月9日撮影。 拡大画像 岩島〜川原湯温泉間の樽沢トンネルを通過していく651系の特急「草津」。車両よりもトンネルの方が短く、面白い光景であった。2014年9月18日撮影。 拡大画像 不動大橋の直下を覗き込むと線路があった。山肌が陰る時間へ訪れざるを得なかったが、渓谷を縫う115系を捉えることができた。2014年9月18日撮影。 拡大画像 不動大橋から八ッ場大橋と川原湯温泉駅方向を見る。右端が新しい川原湯温線駅。左端は旧来の線路。水位は写真の中心線辺りとなる。2014年9月18日撮影。 拡大画像 川原湯温泉〜長野原草津口間を行く下り列車の107系。写真中心線あたりが現在の水位と思われる。2014年9月18日撮影。 拡大画像 川原湯温泉〜長野原草津口間を行く下り列車の107系。背後は移設後の国道145号。写真中心線あたりが現在の水位。2014年9月18日撮影。 拡大画像 移設開業を12日後に控え、新生の川原湯温泉駅は列車を迎えるばかり。駅周辺は整備中。線路は手前で八ッ場トンネルへともぐる。2014年9月18日撮影。 拡大画像 川原湯温泉街は移転が進み、共同浴場「王湯」に近い足湯もすでに湯を止めていた。2014年9月18日撮影。 拡大画像 共同浴場「王湯」は移転となり、訪れたときは建物だけが残って静まり返っていた。2014年9月18日撮影。 拡大画像 王湯に掲げられた告知によると6月30日に閉館し、7月5日より移転先で「新・王湯」が開館した。2014年9月18日撮影。 拡大画像 長野原草津口駅方向から川原湯温泉駅を望む。下り列車の115系が駅へと進入する。Y字分岐のシンプルな交換駅だった。2014年9月18日撮影。 拡大画像 第三吾妻川橋梁を渡る上り列車の107系 高崎行き。ワーレントラスは塗装が剥げて錆が浮き上がっていた。この橋も水没していると思われる。2014年9月18日撮影。 拡大画像 渓谷美を見せる吾妻峡の第三吾妻川橋梁を115系が渡る。手前は国道145号の千歳新橋。背後は不動大橋。ダムの水位は写真の2/3ほどであろう。2014年9月18日撮影。 拡大画像 川原湯温泉駅での上下列車交換光景。上り線(右)の待合室の瓦は赤系に塗られていた。写真奥側が川原湯温泉街(2004年10月4日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 午後の陽光に照らされる樽沢トンネル。トンネル上部には立派な松が一際目立つ(2014年9月9日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 旧線と樽沢トンネルは現在、自転車トロッコで体感できる(画像:吾妻狭レールバイク アガッタン)。 この画像の記事を読む