廃線を「自分で運転」してみた! “あの日のまま”の線路と列車で「は、速い!」「停まらない…!?」運転士が心底スゴいと思った件 読み込み中... 拡大画像 前の組の参加者からブレーキ弁ハンドルとリバーサーハンドルを受け取る。運転体験区間を1往復すると、次の組みにバトンタッチして、一巡するともう1往復できる仕組み(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 アクセルに相当するマスコンを入れると、おくひだ1号はゆっくり走り出した。神岡鉱山前駅を発車すると制限速度15km/hの転轍機が現れるので、すぐにノッチオフ。速度計に気をつけながら通過する(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 約900m走って折り返し、車両の反対側の運転台に移動。写真は、逆転機スイッチを操作して作動を確認している様子(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 神岡鉱山前駅の広い構内は、ガッタンゴー・まちなかコースのゴールを兼ねる。ガッタンゴーが来ると人が増えるため、安全を期して係員が赤旗・白旗で駅構内への進入可否を示す(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 ホーム上の停止目標に合わせてブレーキを操作する。奥にすぐ立ち入り禁止と記された紐の柵があり、つい強めのブレーキをかけてしまう(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 KM-100形の運転台。左手でマスコン、右手でブレーキを操作する。右端の、上部が黄緑に塗られている装置が、使用する運転台を切り替えるスイッチ。運転台機器の一部にも、キハ20形の廃車発生品が使われている(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 KM-100形の運転台。左手でマスコン、右手でブレーキを操作する。右端の、上部が黄緑に塗られている装置が、使用する運転台を切り替えるスイッチ。運転台機器の一部にも、キハ20形の廃車発生品が使われている(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 計器部のアップ。運転中はメーター上に並ぶランプ類の点灯確認も重要。ブレーキ操作中の圧力計の動きにも注視する(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 マスコンを挟んで左の小さなレバーは前後進を選ぶ逆転機で、右側は変速機スイッチ。「変」「中」「直」の表示がある。レバーサーハンドルを挿して動かし、出発前に奥側の「変」に入れる。「変」は変速段、「中」は中立(ニュートラル)、「直」は直結段を示す(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 ブレーキ弁ハンドルの作動範囲は広いが、実際にブレーキをかける際の「常用」位置は狭い(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 全長は18.5m。積雪の多い地域を走るため、大型のスノープラウがついていた(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 製造メーカーである、新潟鐵工所の銘板も残る(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 独特のフォントで書かれる車両番号と、サボも往時のままだ(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 DT22型台車も、キハ20形からの廃車発生品。DT22型は、国鉄の一般型・急行型気動車では普遍的な存在だった(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 新潟鐵工所製の12.7リッター水冷直6OHV・ターボチャージャー付き直噴ディーゼルエンジン「6L13AS型」は床下に搭載される。定格出力230ps/1900rpmを発生(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 KM-100形の車内。奥飛騨温泉口駅側には、囲炉裏を模したサロンスペースを有する。自在鉤で釣られた鉄瓶の下には電球が仕込まれており、火がついているイメージを再現している(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 その奥には固定式のクロスシートが並ぶ。手すりが古い形状のため、こちらもキハ20形の廃車発生品かと思われる。シートピッチは1520mm。冷房装置は持たず、天井にはレトロな扇風機が並ぶ(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 猪谷側の運転席背面。KM-101/151形は乗務員扉を持たないので、乗務員は車内から運転席にアクセスする。TVモニターはこちら側のみの装備(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 奥飛騨温泉口側。神岡鉄道は起点の猪谷を入れて8駅の路線だったので、ワンマン運転の表示も7番までしかない。運賃表などに路線廃止時の様子を色濃く残している(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 ワンマン運転が基本だったので、運賃箱を設置(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 おくひだ号の運転体験で、定期開催コースでは車内でワゴンサービスがあり、コーヒーと地元神岡のお店が作った美味しいサンドイッチが配られる。運転体験中は何度も区間内を往復するので、クロスシートに座って車窓を眺め、当時を偲びながら食べるのも格別な体験だ(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 定期開催のおくひだ号運転体験のうち、ベーシックな923m往復コースの集合場所は旧神岡鉱山前駅(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 定期開催のおくひだ号運転体験のうち、ベーシックな923m往復コースの集合場所は旧神岡鉱山前駅(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 駅は廃線前の姿をよく残すが、照明が消えているのでホームへのアプローチは暗い(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 階段の先にはホームがある(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 駅は立ち入り禁止のため、通常では駅入口やホーム前のドアは閉じられているが、運転体験開催中は解放される。道路で使われていた神岡鉱山前駅の標識が残されている(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 神岡鉄道の特徴として、各駅に七福神が祀られていた。神岡鉱山前駅は大黒天様(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 駅構内の車庫には、KM-151形151号「おくひだ2号」と、神岡鉄道で活躍したディーゼル機関車「KMDD13形」の2号機(元国鉄DD13形340号機)が動態保存されている。KMDD13形は、年に数回、オンデマンド運転の運転体験に使用される。 拡大画像 神岡鉄道で使用されていた気動車、KM-100形「おくひだ号」。1両のみの製造だが、僚機にKM-151形・151号も存在する。単機の運転体験では101号が使用される。貫通扉のない前面スタイルが特徴。 拡大画像 元神岡鉄道の運転士だった運転体験の指導運転士から、機器操作の説明を受ける。頭ではどのような操作が必要か理解しているつもりだったが、いざ着座すると緊張してしまった(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 ホーム上の停止目標に合わせてブレーキを操作する。奥にすぐ立ち入り禁止と記された紐の柵があり、つい強めのブレーキをかけてしまう(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 トンネル内には信号機があり、ここで一旦停止する。停車のタイミングなどは、指導運転士が教えてくれるので安心(遠藤イヅル撮影)。 拡大画像 ホーム上にはレトロなフォントの駅名サインが。廃線前はデザインされた表示板だったので、新たに貼られたものと思われる(遠藤イヅル撮影)。 この画像の記事を読む