「鉄道×戦闘機エンジン」国鉄がマジで試作した車両とは!? 雪との闘いに“豪快すぎる発想”で対抗した結果 読み込み中... 拡大画像 「ジェットエンジンを積んだ除雪車」トキ15000形トキ17988改。ベースのトキ15000形は1948年から9年間で5617両が作られた無蓋車で、「ト」は「トラック」のトで無蓋車の意味、「キ」は貨車の積載重量記号「ム」「ラ」「サ」「キ」のキで、25t以上を示す(イラスト:遠藤イヅル) 拡大画像 1928年に登場した国鉄初の単線用鋼製ラッセル除雪車の「キ100形」。176両が製造され国鉄→JRで1989年まで在籍。写真は新潟交通に譲渡されたキ100形キ116で、月潟駅にて保存(遠藤イヅル撮影) 拡大画像 三笠鉄道記念館に保存されたキ100形キ274。木製ラッセル車キ400形を鋼体化改造して、キ100形に編入したグループで「キ」は雪かき車・除雪車を示す(遠藤イヅル撮影) 拡大画像 キ287は1984年に廃止された熱中線の旧熱塩駅跡を利用した日中線記念館に、オハフ61 2752とともに保存。車体に巻かれた黄色い帯は、最高時速65km/h以下の車両を識別するため(遠藤イヅル撮影) 拡大画像 三笠鉄道記念館に保存されているキ700形750番台キ756。駅構内などの広範囲の除雪が行える「ジョルダン車」(広幅雪かき車)で、1926年にアメリカのジョルダン社から輸入した2両を参考に国産化・量産された(当初はユキ400形)。1979年から近代化改装が行われ、対象車は750番台に区分(写真:遠藤イヅル) 拡大画像 小樽市総合博物館に並んで保存中のキ700形。左のキ752は近代化改装を受けた750番台で、右のキ718はオリジナルの姿をとどめる。(遠藤イヅル撮影) 拡大画像 新潟市新津鉄道資料館に展示されているキ100形の模型(遠藤イヅル撮影) 拡大画像 DD13形を基本に、運転台を片側に寄せて着脱式のロータリーヘッドを備えたDD14形。1960年から1979年にかけ43両製造。この車両は三笠鉄道記念館に保存されている1号機で、試作的要素が強い(遠藤イヅル撮影) 拡大画像 三笠鉄道記念館のDD14形。入換機としての使用も考慮されたものの運転台がない側の視界が悪く、除雪以外には使われなくなった(遠藤イヅル撮影) 拡大画像 DD14形は国内に4両が保存。新潟市新津鉄道資料館の332号機は、台車を改良した300番台グループのひとつで2015年まで活躍。なおDD14形は310号機のみがJR東日本で車籍を有している(遠藤イヅル撮影) 拡大画像 新津鉄道資料館のDD14形332号機。運転台がない側は独特の表情を見せる(遠藤イヅル撮影) 拡大画像 1965-67年に新潟地区へ3両が投入されたDD53形。DD51形に箱型車体を載せたディーゼル機関車で、DD51形と同じく61リッターの排気量から1100psを発生するDML61Z型エンジンを2機搭載して、最高時速25km/hという高速除雪を行うことができた(遠藤イヅル撮影) 拡大画像 DD53形はハイパワーが仇となり、投げた雪が施設や電線の切断を招いたという。写真の1号機は最終的には奥羽本線で使用され、現在は碓氷峠鉄道文化むらでその巨体を休ませている(遠藤イヅル撮影) 現代の除雪車のイメージ(画像:PIXTA) 拡大画像 入換用ディーゼル機関車DD13形の前後にラッセルヘッドを装着したDD15形。17号機が三笠鉄道記念館に残されている。DD13形の改造ではなく、50両が新製された(遠藤イヅル撮影) 東海道新幹線の関ヶ原区間では融雪用スプリンクラーが導入されている(画像:写真AC) この画像の記事を読む