「アルファロメオ+ランチア」に八丁味噌を少々!? 愛知生まれの “イタリア車” いろいろ残念でした 読み込み中... 拡大画像 筆者がかつて所有していたアルファロメオ「155」。欧州でよくあるウェッジシェイプに効いた単純な箱形ボディでありながら、キャラクターラインの入り方が絶妙で、アルファロメオのセダンらしい実用性とスポーティさを主張した力強いスタイリングにまとめている(画像:アルファロメオ)。 拡大画像 イタリア車をイメージしてトヨタが開発した「ヴェロッサ」。9代目「マークII」をベースに個性的な内外装を与えた(画像:トヨタ)。 拡大画像 トヨタ「ヴェロッサ」のインテリア。「マークII」のインパネをベースに丸型のエアコンルーバーを採用してイタリア車風を装っているが、どうにもバランスが悪く、使用部材の安っぽさも手伝って似ても似つかないものになっている(画像:トヨタ)。 拡大画像 トヨタ「ヴェロッサ」のリアビュー。スタイリングはアルファロメオやランチアの出来の悪いパロディにしか見えない。イタリア車を模倣しようとしたスタイリングはどうにもカッコ悪く、お世辞にも褒められたものではない(画像:トヨタ)。 拡大画像 トヨタ「ヴェロッサ」のサイドビュー。フロントマスクの造形も良くないが、全体的なフォルムと無関係にフェンダーの上を奔るキャラクターラインが調和を乱している。このようなクッキリとしたキャラクターラインをフロンドフェンダー上に入れるスタイリングは、調和がとりにくいことから一般には避ける手法なのだが、トヨタのデザイナーは果敢にチャレンジをして見事に失敗している。なお、同時期のヒュンダイも同じように挑戦して失敗していた(画像:トヨタ)。 イタリア車をイメージしてトヨタが開発した「ヴェロッサ」。9代目「マークII」をベースに個性的な内外装を与えた(画像:トヨタ)。 拡大画像 トヨタ「ヴェロッサ」とほぼ同時期に世界的な人気を博したアルファロメオ「156」。ワルター・デ・シルバの代表作のひとつだ。伝統の縦型グリルを起点に立体的な造形で調和の取れた美しいフロントマスクを表現。全体のフォルムによく馴染んでおり、古典的ながら見事なスタイリングに仕上げている(画像:アルファロメオ)。 拡大画像 アルファロメオ「156」とほぼ同世代のランチア製高級車「テージス」(画像:ランチア)。 この画像の記事を読む