谷底にある渋谷駅の地下 豪雨災害に立ち向かう人間の知恵

ゲリラ豪雨が増えるなか、谷底にあり、水害対策が課題のひとつだった渋谷駅の東口地下に、大規模な雨水貯留施設が完成。そこには、豪雨災害に立ち向かう人間たちの知恵や工夫がありました。

渋谷駅地下 およそ25m

 近年、いわゆる「ゲリラ豪雨」が増加するなか、渋谷駅東口の地下に、約4000立米を一時的に貯水できる「渋谷駅東口雨水貯留施設」が完成しました。地下25mの地点に設けられた、南北およそ45m、東西およそ22mの大規模構造物です。

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らせん階段で降りていく渋谷駅東口雨水貯留施設(2020年8月19日、恵 知仁撮影)。

 東急と独立行政法人都市再生機構が整備したもので、2020年8月31日(月)から東京都下水道局によって運用されます。

「100年に一度」の再開発 建設の背景

 2000年1月の「運輸政策審議会」第18号答申で、東京13号線(副都心線)の渋谷延伸について、2015年までに整備すべきとされたことから、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転に関する都市計画が2002年2月に決定。東横線の地下化により、渋谷駅周辺に大規模な未利用地が生まれることになります。

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一番下の構造物が渋谷駅東口雨水貯留施設。バスターミナルや地下広場などの下にある(画像:渋谷駅街区土地区画整理事業共同施行者)。
一番下の構造物が渋谷駅東口雨水貯留施設。右上の青い部分は地下を行く渋谷川(画像:渋谷駅街区土地区画整理事業共同施行者)。

 渋谷駅東口雨水貯留施設は、これを背景に始まった、「100年に一度」ともされる渋谷駅周辺の大規模再開発で誕生したものです。

渋谷駅が抱えていた課題

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Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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