タイへ渡った「北斗星」の機関車「どう動かせば…」 壊す寸前で救った日本人鉄道ファンの輪 読み込み中... 拡大画像 機関室機器。右手が主幹制御器、左はブレーキ。上の総括表示灯や速度計下のスイッチ盤などには、英語やタイ語の表記が追加されている。この日本語表記を翻訳するところからプロジェクトの活動は始まった(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 DD51の機関室内。運転台の座席は日本の時と変わらない。機関室内も滅多に見られないから新鮮だ(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 運転席に着座して車窓から外を見る。やはりボンネットの長さが目に留まった。日本語表記は「北斗星」や「はまなす」を牽引した当時から変わっていないのだろう(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 南本線とナムトク線の分岐駅ノンプラドック。ホーム端からDD51 1137号機が望めた。AS社の敷地内に待機している。ナムトク線は元・泰緬鉄道である(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 反対側から見る。撤去されていたナンバープレートは、日本から訪れてきたファンのためにAS社の社員が自前でJR時代を似せて制作した(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 「北斗星」色といえばこの星のマークである。JR北海道の銘板もそのままの状態でタイへ渡った。タイ語表記とAS社のロゴが逆に不思議に感じるほど、JR北海道の時代そのままである(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 クーラーの内機関室内は暑い。熱帯地方の炎天下、国鉄マークの扇風機がどれくらい役に立つのか不安になるが、現役で使えるのは嬉しい(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 機関部説明用に各ハッチを開けた。前部のハッチは油圧やラジエーター関係がある。この状態でヘッドマークを掲げるのもシュールである(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 DML61Zディーゼルエンジンが鈍く輝く。当初は冷却水不足でエンジンブローを起こしかけたらしい。エンジンの換えはないので大事にメンテナンスするしかない(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 工事車両らしく前面に警戒色のゼブラ模様を描くが、スノープラウが適当であったので撤去せずに警戒色へ塗られている(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 タイ国鉄の建築限界は日本よりも狭いため、手すりやステップを縮めたり、主台車の砂箱を撤去したりと、マイナーチェンジを行った(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 タイのお国事情でバッテリーが高価なため盗難にあう。そのためバッテリー箇所には鍵をかけて盗難防止に努めている(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 見学会の締めに短いながらも工事現場内の構内を走行した。輸入時に屋根上のホイッスルが無かったためタイ国鉄のタイプを取り付け、音もタイの音色へ染まっている(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 構内はずれでちょうどナムトク行きの客車列車が通過する。背後はGE社製の電気式ディーゼル機関車で、液体式のDD51と顔を合わせた瞬間(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 撮影会は自由な角度で撮影可能のため線路内からでも許可が出た。この広い光景はJR室蘭本線の沼ノ端付近に似ている気がしてならない(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 参加者が制作し持参した「大雪」のアレンジヘッドマークを掲げる。この塗色には北の大地のヘッドマークが大変似合う(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 タイ国鉄はタブレット閉塞を使用しており、日本では見られなくなった授受器を使用している。背後のDD51 1137とタブレットキャリア。なんとも味わい深いシーンだ(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 ノンプラドック駅に掲げられている泰緬鉄道起点駅の石碑。日本人有志が建立した。ノンプラドック駅は改良中で、背後の味のある駅舎も建て替えるそうだ(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 函館駅で急行「はまなす」に連結する1137号機。ワイパーは旋回窓であった。まさかタイへ渡って第二の人生を歩むとは、この時誰が想像しただろうか(2007年5月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 日本から持ってきたというDD51の区名札と重連表記。この日は単機であったが、この札が掲げられるとグッとくるものがある(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 クラウドファンディングを主宰し、DD51のメンテナンスプロジェクトのリーダーを務める吉村元志さんとプロジェクトのメンバー(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 機関室内の中心部に鎮座するのは客車暖房用のSG(蒸気発生装置)である。この内部の水もエンジンの冷却に使っているという(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 拡大画像 AS社の敷地にて待機しているDD51 1137号機。九州在住の鉄道ファンが製作したレプリカの「北斗星」ヘッドマークを譲り受け、吉村さんがAS社へプレゼントした(2023年2月24日、吉永陽一撮影)。 この画像の記事を読む