“セスナ機”を駆逐か? 新ジャンル機「LSA」規制緩和 定員も総重量も倍増へ 日本だけが蚊帳の外 読み込み中... 拡大画像 イタリアの老舗小型機メーカー、TECNAM社製P2008。100馬力のRotax912ULSエンジンを搭載した2人乗りのLSA。胴体は炭素複合材料製で主翼と尾翼は金属製。ヨーロッパ各国と北米以外に韓国へも輸出されている。写真の機体は飛行学校所有の訓練機(細谷泰正撮影)。 拡大画像 オーストラリア製LSA、ジャビル社の230-D。この機種もLSA規格の改定を先取りした機種で「4座のLSA」を掲げて市場に登場している。機内にはすでに設置されている2座席の後ろにさらに2座席を増設するスペースが用意されている。元々4座の小型機として10年以上前から発売されている同社のJ430をベースにしている(細谷泰正撮影)。 拡大画像 ジャビル 230-Dの機内。機内後部には2座席を増設して4座とするスペースがある(細谷泰正撮影)。 拡大画像 ハンガリー製の高性能LSAであるマグナス社「フュージョン212」。LSA規格の改定を見越して市場に投入されているので、最大巡航速度は140ノット(約259km/h)で最大重量も1800ポンド(815kg)。改定までは既存のLSA規定に則り速度は120ノット以下、総重量は600kg(1320ポンド)で運航することを想定している(細谷泰正撮影)。 拡大画像 「フュージョン212」のコックピット。グラスコックピットでオートパイロットも装備している(細谷泰正撮影)。 拡大画像 ドイツ、フライト・デザイン社のF2。2人乗りのLSAで、機体構造は全て複合材料。同社のウクライナ工場で生産されていたが、2022年にロシア侵攻が始まった影響で生産は一時中断され、チェコで生産を拡充する計画。中国でも飛行学校や飛行クラブで採用されている(細谷泰正撮影)。 拡大画像 ブラジル製LSAの「シーマックス」水陸両用機。エンジンは100馬力のRotax912ULSを搭載して巡航速度は195km/h。2001年より生産されており、アメリカやヨーロッパにも輸出されている(細谷泰正撮影)。 この画像の記事を読む