有事にどう対処するのか? 東海道新幹線の総合事故対応訓練 多数の写真と図表で

JR東海が毎年行っている大規模な訓練「東海道新幹線 総合事故対応訓練」。2020年は、初めてバラストの流出に対する訓練が行われたほか、脱線復旧も大きく進化していました。多数の写真と図表で、その内容をお伝えします。

この記事の目次

・ここにも新型コロナの影響

・新幹線鉄道事業本部長のコメント

・苦労した台車と車体の連結 大きく進化した脱線復旧

・線路内に多数の飛来物 保守用車(15tクレーン)を使って

・プレートコンパクター マルチプルタイタンパ ジオテキバッグ

・運転士と車掌が連携してパンタグラフ飛来物を除去

【画像枚数】全38枚

ここにも新型コロナの影響

 JR東海が、毎年恒例で行っている「東海道新幹線 総合事故対応訓練」が、今年2020年も11月5日(木)に三島車両所(静岡県三島市)で実施されました。ただ、例年はJR東海や関係会社の社員ら約1200人が参加しますが、新型コロナウイルスを考慮し、今年の参加者は約600人です。

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JR東海が導入した新しい脱線復旧機材の操作盤(2020年11月5日、恵 知仁撮影)。

 この記事では、そこで公開された訓練について、多数の写真と図表を中心にお伝えします。

新幹線鉄道事業本部長のコメント

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Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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