〈PR〉「A列車で行こう9」で想い出の日豊本線、中津駅周辺を再現してみた
「A列車で行こう9」最新版に「乗りものニュース」編集部が挑む連載企画。第2回目は、あるテーマで駅を造っていきます。
編集長の留守中にこっそりプレイ
前回、「乗りものニュース」編集部員の私(末吉史樹)は、編集長が「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」をあれこれいじっている姿を横目に、実は自分がプレイするチャンスをうかがっていました。かなり“鉄分”が濃いもので。
そして、ついに編集長が出張で留守に。この機、逃しません。
私がまず手始めに造ってみようと考えたのは、出身地である大分県の中津市周辺を走る、日豊本線の沿線風景です。子どものころ、鉄道に興味を持つきっかけになった路線で、一番良く知っている鉄道でもあります。
高架で「2面4線」の中津駅を造る
まず、鉄道経営の基本である「駅」と「線路」を造ります。ベースとなる地形は、テンプレートのなかから、中津市周辺の地形に最も近い「扇状地」を選びました。
中津駅は、2本の線路に挟まれた「島式ホーム」が2つある「2面4線」の高架駅です。駅リストにある高架駅の「大」を2つ並べることで、これを再現してみましょう。
設置場所は、これから線路を延ばすことも考えて、向きに注意しながら決めます。日豊本線は中津駅から上りの小倉方面に向かうと、すぐ山国川を鉄橋で渡りますので、川を基準にしながらセットしました。
自動で現れる鉄橋に感動
続いて線路を延ばしていきます。とてもシンプルで、初心者にもわかりやすい操作法です。
まず駅に付属する線路の端を左クリックすると、そこから黄色い線路が延びるので、マウスカーソルを動かして長さや方向を調節。お好みの場所で左クリックすると線路が青色の“仮設”状態になり、線路の端に「確定」と「キャンセル」のボタンが現れます。
ここで「確定」を押すと、線路が灰色になり敷設完了です。「キャンセル」を押すと、線路が黄色の状態に戻り、再び長さと方向が変えられるようになります。
そして高架の線路が山国川に見立てた川へ差し掛かると、自動で鉄橋が出現。グラフィックがリアルで、これにはちょっと感動しました。
橋の種類は「トラス橋」「アーチ橋」、そして山陰本線にあった「旧・余部橋梁」で知られる「トレッスル橋」の3種類から選べます。ここでは実物の山国川橋りょうと同じ「トラス橋」を選択しました。
信号機などのアイテムも充実
「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」では、景観にリアルさを増すためのアイテムも充実。試しに信号機を設置してみると、臨場感が一気にアップしました。いろいろな角度から眺めて、ついニヤニヤしてしまいます。
景観は、やろうと思えばどこまでも作り込むことができます。正直、色々と凝りたいところですが、あまりここで時間を取るわけにはいきません。列車を走らせないことには、街が発展しないからです。
車両は240種類から選択、「運転モード」も
さてある程度、線路が形になってくると、今度は車両を走らせてみたくなります。「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」では、シリーズ最多となる240種類の車両が用意されています。
日豊本線といえば特急「にちりん」。国鉄からJRになったのち、赤く塗り直されたJR九州の485系特急形電車が用意されていたので、もちろんそれを選択。また、普通列車として415系0番代を選択し、485系と一緒に並べてみます。私の知る中津駅の雰囲気が出てきました。
ここで、運転席からの眺めも楽しんでしまいましょう。「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」では、シリーズ史上で初めて、自分自身の手で列車の運転が可能となる「運転モード」機能が実装されているのです。
画面下の中央部にあるゲージをマウスクリックで上げ下げすることで、速度の調節ができます。見ているうちに、景色を充実させて車窓も楽しめるようにしたくなってきました。
今後は駅周辺の街づくりを進めながら、列車の種類も増やしていきたいと思います。編集長の留守を狙って。
【了】
Writer: 末吉史樹
小学校の校庭横をブルートレインが走り、上空をF4「ファントム」が飛ぶ環境で育つ。旅とグルメを愛し、各地の温泉やおいしい食べ物には目がない。