何でわざわざ、自分のクルマで北海道へ行くのか? しかも冬、はるばるフェリーに乗って〈PR〉

「冬の北海道ドライブ」、経験がなければ不安を感じるでしょう。しかも首都圏からフェリーにクルマを載せてだと、なぜそこまでして――となるかもしれません。が、実際にやったら、「旅」ってそういうのが醍醐味かも……と思いました。

まあ、大なり小なり不安ですよね

 首都圏の大洗港(茨城県)と北海道の苫小牧港を結んでいる、商船三井フェリーの「さんふらわあ」。自分のクルマと一緒に乗船できますが、そうした「マイカーも一緒にフェリーで運んで北海道ドライブを楽しむ」という利用者は夏に多く、冬は少ないそうです。

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ダッシュボードにこの紙を置いて、フェリー船内へクルマで乗り込む。

 なぜでしょうか、と言うまでもなく、「冬の北海道ドライブ」。その経験がなかったら、大なり小なり不安を抱くのが普通でしょう。

 私(恵 知仁:乗りものライター)も“その経験”がない1人だったのですが、仕事で、することになってしまいました……。

寒すぎて笑う

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つぶが小さく、照明に反射しながら夜空にキラキラ舞っていた北海道の雪。

 で、家族3人で行ったのですけれども、結論からいうと、「思いのほか楽しかった」です。

 そんな、ある意味“特別”である「冬の北海道」。道路上を、日の光に照らされ舞い輝くパウダースノー。「夏の北海道」の代名詞的な丘の風景が、雪雲に覆われた空の下、ただただ遠くまで白かったり、クルマの外気温計が一日中、余裕でマイナスだったり……。

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美瑛町「マイルドセブンの丘」付近。一面、白の世界。そこにいるのは、我々だけ。
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除雪の目印である「矢羽根」、まっすぐな道に北海道らしさを感じ、嬉しくなる雪道ドライブ。

 北海道の中央あたり、標高1100mほどの旭岳温泉にチェックインし、北海道のワインなどを楽しんだのち、やたらと効いている暖房に「北海道では冬、室内で薄着になってアイスクリームを食べる」という噂に高い信憑性を感じつつ就寝。

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お気に入りのクッション(中央奥)と一緒に就寝。マイカーだと、かさばるものも持って行ける。なお、当初は普通に布団の上に寝ていた。
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ホテルでクルマの除雪用具を借り、雪下ろし。気温はマイナス10度、だがそれがいい。なお、ブラシでこするように雪下ろしすると、ボディに傷がつくことがあるので要注意。

 目覚めると、窓の外には長いつらら。凍てつく空気のなか、ホテルで借りた道具を使ってクルマの雪下ろしをすると、寒いけど、寒すぎで、軽く払うだけで落ちていくサラサラの雪、ガッチガチに凍ったフロントガラス……。「冬の北海道」らしすぎて、なんだか楽しくなってきました。「マイナス10度」という、住んでいる東京の日常とはかけ離れた気温も、「旅のよろこび」を増大させてくれる要素にほかなりません。

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雪景色の「蝦夷富士」羊蹄山が美しいニセコのスキー場。

 しかも、観光的には基本的にオフシーズンなので、名所に行っても人が少ないという幸せ。見渡す限りの白い静かな風景に、自分と家族と愛車――その特別感。もちろん、スキーなどウインタースポーツでは、それを満喫できる時期です。ホテル代が安めなこともポイントでしょう。

「愛車」が「戦友」に進化

 北の大地でこんな経験をしたのち、再びフェリーで大洗港に帰ってくると、春のような陽気に感じられる空の下、愛車は雪道走行後らしく、ちょっと汚れていました。

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初めての雪道でコケる1歳5か月の息子。これもいい思い出。

 それがまた“特別”な「冬の北海道」を一緒に旅してきた証のように思え、クルマにより愛着が湧きました。まるで“戦友”のような感じ、といいますか。「わざわざフェリーに愛車を載せて、冬の北海道へ行く」――その価値は十分以上にアリで、それによって得るものがあると、私は思います。

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北国の動物も多い旭山動物園。冬に行ったほうが雪があり、らしくていいかも。写真はシロクマ。冬は園内を散歩するペンギンも楽しめる。

 初めてだった「冬の北海道ドライブ」自体も、いわゆる「急」のつく操作をしなければ、特に怖い思いはしませんでした。ただ過信は禁物で、幸い今回の旅は大丈夫でしたけども、悪天候に見舞われた場合などは「旅程を変更・中止する勇気」も必要なのでしょう。

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道央道は、除雪が行き届いている区間が多かった。状況にもよるだろうが。

 ちなみに“戦友”は、ホンダの新型「CR-V HYBRID EX・Masterpiece」の4WDモデル。北海道では雪の道央道を300km以上走りましたが、安全運転支援システム「Honda SENSING」の「渋滞追従機能付ACC(アダクティブ・クルーズ・コントロール)」で安定かつ快適、疲れの少ないドライブができました。

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ホンダの新型「CR-V HYBRID EX・Masterpiece」車内のイメージ(画像:ホンダ)。

懺悔の部屋

 さてここでひとつ、告白させてください。この「CR-V」はホンダから借用したもので、自分のものではありません。

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キロロリゾートスキー場。札幌から1時間半程度でいける(写真:photolibrary)。

 ただ北海道から戻ったのち、この“仮の愛車”で得た体験から「やっぱり自分のクルマがあるといいなぁ……。それで春夏秋冬、東西南北、いろいろな所を旅して、家族や愛車と思い出を作れたら楽しそうだなぁ……」と、ディーラーに出向き、新車を購入してしまいました。当面、ビールの本数が減る予定です。

フェリーにクルマを載せていく旅、どこがいいのか?

 さて、私はこれまで北海道へ行ったこと自体は幾度となくあるものの、自宅からクルマで出発し、フェリーの航送を使ったのは今回が初めてだったのですが、実際にやってみて、こんなところが良かったです。

荷造りが楽! とりあえず積んどけ!

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ベビーカーは、やっぱりあると便利。クルマで乗船したのち、ベビーカーで部屋まで行くことも可能。

 我が家には1歳5か月の子どもがおり、旅行には服や身の回りのもののほか、あやすためのオモチャなども持っていきたいところです。公共交通機関利用の旅は「いかに荷物を減らすか」がひとつのポイントですが、自宅からクルマだと「とりあえず積んどけ」が可能なので、荷造りにかかる手間が少なく、楽です。大きなベビーカーも、迷いなくクルマの中へ。

迷わず買える!

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お米にジャガイモ、ニンジン、ホウレンソウなどなど、北海道の味覚とともに大洗港へ帰還。

「とりあえず積んどけ」が可能なので、公共交通機関利用の旅では躊躇する北海道すながわ産「ゆめぴりか」新米5kgを、休憩に立ち寄った道央道の「砂川ハイウェイオアシス館」にて、涼しい顔で迷いなく購入。ちなみに、大洗~苫小牧航路の「さんふらわあ」夕方便の船内には冷蔵ロッカーもあるため、そうしたお土産も買いやすいです。

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船内のコインロッカー。有料になるが、冷蔵タイプも設置されている(通常のロッカーはコイン返却式)。

上陸したらすぐ名物!

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「タチ」は見るからに、見たとおり、クリーミーでした。

 移動の自由度が高いのは、やはり便利です。下り坂になった下船口を出た勢いそのまま、すぐに行動開始。今回は苫小牧に到着するや否や、市内のお店へ北海道の冬の味覚「タチ(タラの白子)」を味わいに行きました。とろけました。

密室!

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グズってきたら、DVD。便利な技が、いつでも使える安心感。使いすぎには注意だが。

 自宅から自宅まで、移動がほぼ“密室”で可能なため(フェリーには個室もいろいろある)、子どもが多少騒いでも問題ありません。子連れでの外出でそう思えること自体、精神的に楽です。子どもをあやすのに便利な車載DVDも、いつでも使えますし。

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「さんふらわあ さっぽろ」の個室「プレミアム(洋室)」。ベビーカーが楽々入るほど広いうえ、専用バルコニーまであり、息子は大はしゃぎ。
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船内のキッズランドで合計何時間、遊んだだろうか……。

 ちなみに大洗~苫小牧航路の「さんふらわあ」夕方便には、キッズランドもあります。うちの息子はそこが気に入り、遊び疲れたのか、夜は船内でよく寝てくれました。

犬は喜び、船駆け回る?

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フェリーのデッキに出たら、ドッグランで犬が遊んでいるのを見つけて大喜び。

 大洗~苫小牧航路の「さんふらわあ」夕方便にはペットOKの部屋、ドッグランもあるので、やはり周囲に気を使うペットとの旅にも良いですね。

乗ったまま乗る!

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「さんふらわあ さっぽろ」は1階から4階までが車両甲板で、5階から7階に客室などがある。写真は下船のためフェリー内部を上がっていく途中。

「乗りものに乗って乗りものに乗り込む」、そうないです。自分でクルマをあやつり、何階層にもなった巨大フェリーの中へ深く潜り込んでいく楽しさ、確実にありました。

「途中下車」の旅!

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ひとつの「北海道らしい風景」が広がる、美瑛町付近にて。

 どこへ行くにも、電車やバスの時間を考える必要がありません。それらがないところへも行けます。通り道に良さげなお店や風景を見つけたら、気の向くままに“途中下車”も可能。子どもがぐずったとしても、気楽です。

 このあたりはレンタカーでもそうですが、自分のクルマなら、先に挙げたメリットも加わってくる感じでしょうか。

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海が見える船内レストランでの朝食バイキングにご満悦。顔にコーンを貼り付けながら。

北海道、一番安いのは「冬」です

 冒頭で書いたとおり、冬は自分のクルマを載せて北海道へ、という需要が少なくなりがちなこの航路。2018年10月1日から12月25日までと、2019年1月7日から3月14日までは運賃が年間でもっとも安い「A期間」に設定されているため、「北海道ドライブ」を楽しむには、その意味でオススメの時期でもあります。

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大洗港にて、家族と愛車(仮)の「思い出の1枚」。

 大洗~苫小牧航路のフェリー「さんふらわあ」へ、この「A期間」にクルマと一緒に乗船する場合、運賃は片道2万6740円(クルマの全長が5m未満、運転者1名分のツーリスト運賃を含む)。もっとも高い「D期間」だと、同条件で3万9090円になります。なお、未就学児の運賃は無料です。

 また、大洗港は近くまで高速道路が通じており、今回、東京都北区の自宅から大洗港まで約120km、2時間もかからず到着しました。近年、外環道や圏央道、北関東道の延伸もあって大洗港は結構、関東各地から行きやすくなっています。

●「商船三井フェリー」ウェブサイト
お得なプランやQ&A、モデルコースなど、「首都圏~北海道フェリー旅」について詳しくはこちら。ウェブ予約もできます。
https://www.sunflower.co.jp/

【了】

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Writer: 恵 知仁(乗りものライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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