【今日は何の日?】日本初の「ガイドウェイバス」が名古屋で営業開始

3月23日、日本初の「ガイドウェイバス」が名古屋で営業開始しました。

 2001(平成13)年の3月23日、日本初のガイドウェイバスである「名古屋ガイドウェイバス」(愛称:ゆとりーとライン)が大曽根~高蔵寺間で営業運転を開始しました。

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専用の高架区間を走る名古屋ガイドウェイバス(画像:photolibrary)。

 ガイドウェイバスはバス車両が「案内軌条」と呼ばれるガイドに沿って走るもので、ハンドル操作は不要です。ガイドで走る大曽根駅~小幡緑地駅間は9つの駅も含め全線が高架となっており、信号待ちや渋滞の影響を受けません。

 守山区北部や志段味(しだみ)地区は鉄道空白地帯で、名古屋市の中心部へ向かうバスも慢性的な渋滞に悩まされていました。そこで、所要時間短縮として打ち出されたのが、バス専用の高架で市街地を通過する構想でした。

 名古屋ガイドウェイバスの開業後、従来約32分かかっていた大曽根~小幡緑地間は、約13分に短縮されました。

 ちなみに、ガイドウェイバスは法令上、トロリーバス(架線から電気の供給を受けて走るバス)と同じ扱いであり、運転士は大型二種免許とは別に無軌条電車運転免許も取得しなければなりません。

【了】

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