「箱根登山鉄道」社名消滅へ 会社統合で96年の歴史に幕 何が変わる?バスはどうなる?
あと2か月強で変わっちゃう!
「箱根登山鉄道」の社名消滅
小田急電鉄は2024年1月24日(水)、小田急箱根グループの組織再編について発表しました。これにより、「箱根登山鉄道」の社名が消滅することになります。
小田急箱根ホールディングスと、箱根登山鉄道、箱根観光船、箱根施設開発の4社が合併し、「小田急箱根」株式会社に社名を変更します。1928年から存在した「箱根登山鉄道」がなくなることになりました。
とはいえ、小田急電鉄によると、鉄道線は「箱根登山電車」、鋼索線は「箱根登山ケーブルカー」、索道は「箱根ロープウェイ」、芦ノ湖の遊覧船は「箱根海賊船」と、それぞれの愛称は存続。車両のデザインを変更するようなこともないとのこと。
箱根登山鉄道をめぐっては、2022年に箱根ロープウェイを合併したばかりであるなど、組織再編を相次いで行っています。今回の統合により組織をスリム化し、意思決定を迅速化するなどの目的があるといいます。
しかしながら、路線バスを運行する「箱根登山バス」は、統合の対象外です。これは、箱根以外でも事業を展開しているため、統合のメリットが限定的であるなどの理由だそうです。
今回の組織再編は4月1日に実施されます。小田急箱根グループは、組織再編をさらなる成長の契機として、上質なサービスの提供に取り組むとしています。
【了】
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