山形の平野部まるっとバイパス!「新潟山形南部連絡道路」が延伸 仙台~新潟の最短路 関西までもラクに?
あとはいよいよ、米坂線ド並行区間へ。
トラックはかなりラクに? 新潟山形南部連絡道路「梨郷道路」が開通
国土交通省 山形河川国道事務所と山形県、沿線自治体は2024年1月31日、南陽市~長井市で整備が進められていた国道113号「梨郷道路」7.2kmについて、3月9日(土)15時に開通すると発表しました。
山形南部の平野部から、日本海沿いに通じる国道113号のバイパスとなる高規格道路「新潟山形南部連絡道路」の一部です。東北中央道の南陽高畠ICに接続する「赤湯バイパス」(7.2km)が、さらに西へ延伸する形で、計14km以上のバイパスなることで、JR赤湯駅や山形鉄道の梨郷駅、今泉駅周辺といった国道113号沿線の既存市街地の大半を回避できるようになります。
現道の国道113号は、おおむねJR米坂線に並行し、仙台・山形と新潟を最短で結ぶルートであることから、貨物車両の通過交通が7割を数えるそう。国土交通省の資料では、「山形県内から中部、関西方面への物流に欠かせない道路で、通行止めのリスクのほか、梨郷地区では事故が多い印象」という、物流事業者の声も紹介されています。バイパス沿線の開発や地域医療の改善にも期待がかかっています。
南陽市から新潟県村上市までの約80kmが構想されている「新潟山形南部連絡道路」は、新潟側で日本海東北道の荒川胎内ICに接続する「荒川道路」3.6kmも開通していますが、その大半を占める米坂線沿いの山間部は未開通です。事業中区間が計17.7km、調査中区間が約16kmといったところ。国道113号の代替路がない山間部の沿線自治体が、高規格道路の整備を国や県に強く求めています。
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