北海道新幹線「交差デザイン」の駅が誕生へ 3案から長万部町が選出

建設の進む北海道新幹線・長万部駅のデザイン案が決まりました。

コンセプトは「湯けむり香る噴火湾、人と時代の交差点」

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT鉄道・運輸機構)は2024年4月5日、建設を進めている北海道新幹線・長万部駅(北海道長万部町)の駅デザイン推薦書を長万部町から受領したと発表しました。

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北海道新幹線・長万部駅のデザインA案「人と時代が交差する 次世代に繋がる駅」(画像:JRTT鉄道・運輸機構)。

 北海道新幹線の新函館北斗~札幌間211.9kmは、2030年度末の開業を目指して建設が進んでいます。途中、函館本線と室蘭本線が分岐する長万部駅には、北海道新幹線の駅が設置される計画です。

 鉄道・運輸機構は2023年10月、この長万部駅のデザイン3案を町に提示。デザインコンセプトを「湯けむり香る噴火湾、人と時代の交差点」とし、A案「人と時代が交差する 次世代に繋がる駅」、B案「湯けむり香る 柔らかな揺らめきの駅」、C案「大自然感じる 北の煌めきの駅」としてそれぞれ具体化しています。

 町はこれらの案を基に住民対象の説明会を開催。さらにアンケートを実施し、全体(有効701票)の約4割から支持を得たA案を推薦案とし、鉄道・運輸機構に提出しました。

 鉄道・運輸機構によると、町からは「コンセプトが分かりやすい、交差デザインが美しい、古くから交通の要衝として発展してきた長万部らしい、多くの方に利用してもらい次世代につなげていきたい」などの意見をもらったといいます。

 今後、このデザイン案を基に鉄道・運輸機構が駅舎設計を進めていく予定です。

 なお、同様の取り組みは八雲町の新八雲駅(仮称)、倶知安町の倶知安駅、小樽市の新小樽駅(仮称)でも進んでいます。

【了】

【幻デザイン】選ばれなかったB案とC案を見る

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