【今日は何の日?】東京の「北の玄関口」が途中駅に
東北新幹線の東京~上野間が開業し、それまで長年にわたって上野駅が果たしていた「北へ始発駅・終着駅」という役割が、主に東京駅へ移りました。
1991(平成3)年の6月20日。東北新幹線の東京~上野間が開業し、それまで長年にわたって上野駅が果たしていた「北へ始発駅・終着駅」という役割が、主に東京駅へ移りました。
ちなみにこのとき、東京駅の東北・上越・北陸方面への新幹線ホームは現在の半分、1面2線のみ。いまの2面4線になったのは、長野行新幹線(当時)が開業した1997(平成9)年10月1日のことです。
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>東京の「北の玄関口」が途中駅に
当時、仙台市に住んでおり、「さよなら上野ステーション」という地元番組が放送されました。河北新報は多くの紙面とページを割いていました。1か月後の市の広報では政治家が「これで真に東京と結びついた」と喜びを隠しきれないコメントであふれかえっていました。
しかし、受け入れる側の全国紙は「お荷物」「需要があるから、と応えていいのか?」と怒りむき出し。あるいは西日本の地方紙は、葉書1枚程度の面積の新聞記事で写真と2段の文章のみで最後に「東京一駅集中が懸念される」と。
当時は東北・上越新幹線しかなかった為(北陸新幹線は未開業)、「東京駅の東北・上越・北陸方面への新幹線ホーム」という表記は矛盾していると思います。